昭和の頑固ジジイに会いに、新潟県湯沢町に行って来ました。
平たく言えば、スキーをしに新潟に行って来た、ということなのですが、
ほぼ毎年恒例で行く、こちらのペンションは、私の実父の先輩が、
リタイアして田舎暮らしを実現し、ペンション経営をしている・・・ということなのです。
ペンション経営ったって、昭和の頑固ジジイのこと、おしゃれなものを想像してはいけません。
ひと言でいえば「ワイルド」。
たぶんこれが一番しっくり来ると思います。
2万坪の雪原に、スノーモービルの、これまたワイルドなコースが、
ワイルドに造られています。もちろん彼の手によって。
夜は捕まると大変です。
と言ってもほぼ捕まります。部屋まで呼びに来ますから。
酒盛りです。武勇伝を延々と聞かされます。
最後はカラオケの、番号入力係をさせられます。
私の父も、正真正銘、筋金入りの昭和の頑固ジジイ。
二人して、まあー、気が合います。
カラオケの時など、父がイスに座り、先輩ジジイがこたつに座ると、
先輩ジジイのハゲ頭を、父が上から面白がってビシバシ叩きます。
すると先輩ジジイが、
「てめぇ! 俺のことをそんな風に叩けるヤツは、お前だけだぞ!!」
と怒りながらも嬉しそうです。二人で子犬のように絡み合っています。
もちろん二人とも酔っぱらい。70代ですよ!
一年に一度、頑固ジジイ達が、生きていることを確認し合い、
存在を確認し合い、喜びにひたるひとときなのでしょう!
武勇伝に付きあわされたり、酔っぱらいを介抱するこちらの身にもなってほしい!
と思いつつ、これもたまの親孝行とも思うし、実は
「こんなこと、誰も言ってはくれないな・・・」
と思うようなことを、ジジイ達、真剣に私たちに、惜しげもなく、恥ずかしげもなく、
語ってくれます。父に酒を勧められ、酌をされちゃうしね。
贅沢なひととき、贅沢な関係だと思う。
感謝せにゃあかんね~。
どっちが死んでも、どっちもすっごく寂しいんだと思うし、実は私も、
二人に負けず劣らず、寂しいと思う・・・。