クリスティーナ・ホール著

喜多見龍一 編


3分の2ほど読んだところですが、素晴らしいです。

「NLPの類書のなかでの、この本は歴史に残るだろう」

と裏表紙に書いてありますが、過言ではないと思います。


「すべての質問には前提が含まれています。これはもう普遍的なことです。」


これは、質問の前提が、すでに答えを形作っている、ということです。

それはそうです。私たちは「質問をよく聞きなさい」と教えられて来ました。

その質問にそった答えを出そうとするのが私たちです。


「あなたの問題は何ですか?」と聞かれるのと、

「問題は何ですか?」と聞かれるのとではどうでしょう?


私には、前者は「問題があるのはあなたが悪いんじゃないか?」とさえ聞こえるのに対し、

後者は「単にあることが、ある集団や個人にとって、問題として存在している」だけのように思えます。


これが、質問に含まれている前提そのものだということです。


最近「目標→達成。目標→達成。」の繰り返しの人生ってどうよ?

という踊り場に出て、「在り方」というものを意識するようになりました。

そして今日も思ったのです。

つまりここでも質問者の「在り方」そのものが、前提として質問に反映されてしまうのだなぁと。


この前提は、プロセス指向心理学のロール(役割)の考え方や、エネルギー医学の考え方と似ていますね。

プロセス指向心理学(POP)では、その「場」において、たまたまそのロールに近い人がその役割をとる、

と考えます。ですから、そのロールはその人そのものではないのです。

例えば、ある集団において、母親的な役割を担う人がいるとします。でも彼女は母親そのものではないし、

子供役になることだってあるでしょう。そしてPOPでは、そのロールのスウィッチ(入れ替え)が起こる、

スウィッチが可能な集団が、持続可能な集団であると認識しています。

ある人があるロールに固まってしまうことが、問題の引き金になることが多いのです。

エネルギー医学のホメオパシーやバッチ博士のフラワーエッセンスもそうです。

たまたまその時、その人は、そういう負のエネルギーに覆われてしまったのだ、と考えるのです。

すると人は、今は問題があるかもしれないし、マイナスのロールをとっているかもしれないし、

負のエネルギーに覆われてしまっているかもしれないけれど、それはその人そのものではないし、

その人の本質はちゃんと違うところにある、ということになるのです。

そういう前提になるのです。

だから人は、安心して自己肯定が出来、未来へ向かう力が湧き、自己治癒力・自然治癒力も上がり、

回復、治癒することが出来るのです。

本当に人に優しい考え方(システム、体系)なのです。


私はNLPは、理詰めで学究的なもの、ノウハウのようなものだと感じていましたが、

こんなに優しく温かい側面もあるのですね~。

益々興味が増します。