●DF内田篤人(シャルケ) 「立ち上がりはチームとしても良かっ たと思う。自分たちの時間帯のときに 耐えきれずに失点してしまった。イタ リアはやっぱり負けないですね」 ―2点取ったあとのチームの意識は? 「3点目を取りにいこうとしていたので 悪くなかったけど、セットプレーで失 点した」 ―セットプレーからの失点が続いてい るが? 「映像を見ていないので、ブロックさ れたのか普通にやられているのか分か らないけど、(前半の)残り何分だったか な。4分? ブラジル戦も立ち上がり3 分、残り3分で取られているから、気を つけないといけないというのは分かっ ているけど、向こうも点を取れる時間 帯というのを分かっている」 ―後半頭の2失点は? 「監督がハーフタイムに『後半の10分 で 試合が決まる』と 言っていたけど、 向こうもそれが分かっていたのかな と」 ―やり方はうまくいっていた? 「そうですね。ミーティングや練習で も前から追うというのをやっていた し、うまくハマッたのかな。ブラジル ほどつなぐ技術、うまくかわしてくる 選手がいなかったので。逆にピルロを 経由するという意味で、そこのコース を消すということで」 ―ブラジル戦との違いは? 「うーん、追い込まれてからしかこう いうサッカーができないというのは情 けない。最後のゴール前での守備は自 分の中で課題としてきたことだし、そ れができたのは自分の中での収穫かな と思う」 ―後半開始のイタリアの迫力は? 「日本と戦って1-2で負けているイタリ アは世間が許してくれないと思う。イ タリア人は。そういう意味では、 ちょっとやってきたなと思った」 ―リードしたのに勝てなかった。 「イタリアは勝ち慣れている。鹿島の ときもそうでしたけどね。イタリアの 方が上でしたね。そういうところで一 個破れれば、僕たちも勝っていける。 勝ち癖ということだと思う。そういう 意味ではまだまだだと思う。オズワル ド(・オリヴェイラ=元鹿島監督)が 言っ てました。勝者のメンタリティーとい うのを」 ―敗退したけど出し切った感触はある? 「そう考えるとブラジル戦がもったい ないかなと。でも、敗退なので。良く ないんじゃないですか。僕たちはプロ ですし、結果が第一なので」 ―イタリア相手にこれくらいできると 感じた? 「相手は中2日ですからね。後半に本腰 を入れてきたら、こうなる」 ―中2日というのを感じた? 「立ち上がりガッツリいけたのは、中2 日だったからかもしれない。向こうの 選手に聞いてみないと分からないけ ど。条件的にはこっちの方が良かっ た」 ―ブラジル戦よりボールを回せていた が? 「イタリア人は中へ行くと強いけど、 1、2mズラせば、あまり出てこない。 ブラジル相手でもああいうプレーがで きればいいけど、まだそこまでいって ないので」 ―ブラジル戦がイタリア戦に生きた? 「 試合前の個人個人の心の準備は、ブ ラジル戦の前とは違った。自分たちに 対して腹立たしいとか、そういう思い で臨んだ。でも負けですからね。内容 どうこうじゃない。僕は内容が良かっ たというのはあまり好きじゃない」 ―悔しさが大きい? 「そうですね。敗退しているので」 ―今日はDFも前に行っていたが、どう いうバランスを感じていた? 「ボールが回ると会場が沸いていた じゃないですか。ああいうときリズム はいいけど、引いて見ると、後ろの守 備が甘いかなと。そこは(川島)永嗣さん にも 言われました。回しているときに SBが後ろのことは準備しろよと。いい ときこそ、準備しろと」 ―2失点目のオウンゴールは? 「(吉田)麻也のところだけじゃなく、中 にバロテッリもいた。僕が触らなかっ たら(ファーに)バロテッリがいたし、 (相手が)蹴る前に僕は滑っていたので、 ああなるのはしょうがなかった。気持 ちの切り替えという意味ではしょうが ないと」 ―ボールをキープしようとした判断は どう思う? 「麻也の(判断)? 簡単にやればいいけ ど、麻也には麻也の考えがありますか ら。そこに立っている人間の判断で、 僕らはそれをカバーすること。僕らの 責任が大きい。彼の責任よりは、バロ テッリの周りにいた3人の責任かな。麻 也のせいではない」 ―4失点目は? 「ちょっとしたスペースは見逃さな い。途中から入ってきた選手がしっか り仕事をするという意味では、イタリ アは選手層も厚い」 ―日本もチームの底上げが必要? 「でも、バロテッリとピルロ以外 は……」 ―今回のイタリアは? 「ザッケローニも 言ってましたけど、 今回のイタリアはコンディションもい い。チームとして 試合に臨む部分で は、メキシコ戦も粘り勝ちだったし」 ―敗退したが、まだメキシコ戦があ る。 「イタリアは勝ち癖がついている。そ ういうところは見習わなければならな い。ただの消化 試合にしてはいけな い。もったいない。僕らはオフなのに 試合に来ているので。朝方、日本で僕 の友だちも見てくれているし。しっか り勝って、ここで出た反省を生かした い。勝負なので負けたくない」 ―2試合で勝ち点0。日本は勝ち点を取 らないといけないレベルなのか、チャ レンジして得られるものがあればいい レベルなのか。 「どう思います?」 ―もう勝ち点を取らないといけない。 「でしょうね。僕が思うに、ブラジル とかイタリアが本気を出してくれた、 というんじゃないと思うんですよね。 そういうチームとやっていかないと、 この前のW杯ってベスト16でしたよ ね。それ以上行かないと、次は失敗に なる。もちろん、W杯に出られないけ ど僕らより強い国はたくさんあると思 うけど、僕たちは出場を決めています から。恥ずかしい 試合はできない」 ―失うものがあるレベルになってきて いる? 「うーん、僕自身、失うとか失わない とかは考えてない。まあ、勝てばいい んじゃないですか」 ―オリヴェイラ監督の 言っていた勝者 のメンタリティーをどうやって身につ けていく? 「もう口酸っぱく 言われましたから ね。勝っても 言われましたから。そう いう意味ではイタリアはお手本。勝ち 続けることですかね。紅白戦でも、大 学生との 試合でも、勝ち続けるのが大 事だと思う」 ―ブラジル戦からよく立て直したので は? 「ズルズルいかなかったのはよかった ですけどね。選手でも 話し合いをした し、監督もミーティングで 言ってい た。でも結果的に勝っていないので。 結果がすべてです」 ―4失点は隙があったから? 「分かっていれば防げるんだけどね。2 試合で7失点ですか。多いですね。アジ アのレベルだと失点が少なくて得点で きるチームだけど、ブルガリアくらい のレベルでも勝てないし、世界という か、こういう大きい大会になると予選 (グループリーグ)で敗退する。そういう チームなんだというのは、もう一回自 分たちが認識しないといけない。で も、もう少しやれるんじゃないのかな という雰囲気もあるので。でもそれは 俺が 言うことじゃない。俺たちは負け ているから。周りの意見だからね。今 日は点を取っているし、後ろが耐えら れなかった」
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コンフェデレー ションズカップの グループリーグ、 グループAの第2節 が19日に行われ、 イタリア代表と日 本代表が対戦。イ タリアが4-3で勝 利し、グループAでは1試合を残してブラ ジルとイタリアのグループ突破が決まっ た。
試合後、内田篤人は以下のように試合 を振り返っている。
「立ち上がりはチームとしてもよかった と思います。パスをつないで点も取れて いたんで。自分たちの時間の時に耐え切 れずに失点しちゃうとイタリアは負けな いですね」
—2点目を取った後は? 「3点目を取りに行こうっていう意識は出 ていたんで、悪くはなかったですけど、 課題のセットプレーから取られたんで」
—セットプレーの失点だけど今までとは 内容が違う? 「映像見てないんでブロックされている のか、何にやられちゃっているのか分か らないですけど、残り何分?4分か。ブラ ジル戦も残り3分のところでやられちゃっ ているんで。気をつけなきゃいけないっ て分かっているんですけどね。向こうも 点の取り方というか、取れる時間帯って いうのは知っていると思いますけど」
—後半の頭に一気に失点したが? 「監督はハーフタイムに後半の10分で試 合決まるって言っていたんで、分かって はいたんですけど、向こうもそれを分 かっていたのかなと思います」
—試合開始からアグレッシブに守備に 行ったが? 「そうですね。ミーティングとか昨日の 練習とかではできるだけ前からプレッ シャーをかけようと。追い方とかの練習 をしていたんで、うまくはまってくれた かなと。ブラジルほどつなげる技術とか1 対1でガンガンかわしてくる選手がいな かったんで助かりましたし、(アンドレ ア)ピルロにボールが集まるんで、そこ 経由っていう意味では彼のところが1つの ポイントだったかなと思います」
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2-1とリードして折り返した後半5 分。DF吉田麻也(サウサンプトン)の判 断ミスから相手にボールを奪われて ゴール前にパスを送られ、最後はDF内 田篤人(シャルケ)のオウンゴールになっ たシーンについて、内田が説明した。
「(ミスは)麻也のところだけじゃない。 中にバロテッリもいたし、僕が触らな かったら(ファーに)バロテッリがいた。 (相手がパスを)蹴る前に僕は滑っていた ので、ああなるのはしょうがなかっ た」
後半の立ち上がりの失点はブラジル 戦と同轍だ。サッカーのセオリーで、 失点してはいけない時間帯でもある が、この場合はオウンゴールそのもの より、吉田の判断のまずさが失点につ ながった印象。
だが内田は、仲間をかばった。
「簡単にやればいいですけど、麻也に は麻也の考えがありますから。あそこ に立っている人間の判断で、僕らはそ れをカバーすることが仕事。僕らの責 任が大きい。彼の責任よりは、バロ テッリの周りにいた3人の責任かな。麻 也のせいではない」
グループリーグ敗退は決まったが、 こうなったら残り1試合からも何かを得 ないと意味がない。「オフを返上して ここに来ている。しっかり勝ちたい」 と、プロとして勝利を目指すことを 誓った。








