「肯定型」子育てと「否定型」子育て
Yahoo!のニュースヘッドラインに、「親との関係が良い子は勉強が得意...ベネッセ調査」
というタイトルを見つけた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050510-00000515-yom-soci
・・それによると、
調査は昨年11~12月に、公立校に通う小学4年~高校2年の約1万5000人を対象に実施。親との会話の頻度やかかわり方を尋ね、「いいことをした時にほめてくれる」など肯定的な会話やかかわりが多い子供を「肯定型」、「いつも『勉強しなさい』と言う」など否定的なかかわりが多い子供を「否定型」、どちらも多い子を「密着型」、どちらも少ない子を「希薄型」と分類し、四つのタイプごとに、勉強についての得意意識を調べた。
その結果、「ものを覚えること」を「得意」と答えた小学生が、「希薄型」の52・2%に対し、「肯定型」では65・9%に上ったのをはじめ、「熟考力」や「創造力」「文章力」など10項目中9項目で、「肯定型」の小学生が「得意」と答えた割合が一番多かった。
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だそうだ。
※調査詳細は、「Benesse 教育研究開発センター」Webサイトのこちら、「第1回子ども生活実態基本調査 速報版(PDF)」なのだと思いますが、「速報版」なので、該当しそうなレポートは含まれていないようです。
・・・なるほど。だから私は勉強が嫌いだったんだ(笑)。
ウチの両親の場合、母親が「否定型」で父親は「希薄型」に当てはまると思う。
「希薄型」については、とにかく子供に対する関わり方が希薄なので、父親についてここでは説明は割愛させていただくが(笑)、私の人格形成において、「否定型」の母親の支配力は絶大なものがあったと思う。
例えばテストの成績が悪かったとしよう。
その場合、次のテストで良い成績を取るような、本人を発奮させるような叱り方だったり、「今回のテスト勉強を頑張らなっかった」という事実についてのみの批判ならまだ良いのだけれども、良くまあそんなに昔のことを覚えているなと思うくらいに、過去の失敗事例や性格的欠点を引き合いに出して、すべての「人格を否定するような」発言でもって、「だからお前は駄目なんだ」と来る。
あ、のび太のママもそうだっけ?
過去の失敗や欠点は私も認める事実だし、反論のしようが無いので、潮が引くまで耐えながら、儀式が終わると涙を浮かべてすごすごと退散するしかなかった。
逆に、試験で100点取った時も、ほめられた記憶はない。「それがあたりまえ」みたいな。
中高生になってくると、反抗的な態度や言葉を覚えるので、それを母にぶつけてみることもあった。 そうすると、手のひらを返したように泣き出すのである。そして泣きながら父に訴える。
そうなるともうすっかりこちらは戦意喪失である。
父はぼそっと「まあ、母さんもお前のためを思っていってくれているんだから、な。」
みたいなことしか言わないのでなおさらやりきれない。
それでも子供としては、親に認められたいとそれなりに頑張ろうとするから、学校ではそこそこの優等生風だったし、家でも、机に座っている時間だけはとりあえず長かったな。
そんな感じで、ウチには身体的な児童虐待は無かったと断言できるけれども、言葉による心理的虐待が無かったかと言えば、無いとは言い切れないかもしれない。よそ様の家族と相対的に比べることは出来ないけれど、大人になって、いろんな人達の親や子どもの関係性を見るようになっても、やはりああいう育てかたはあまり良くなかったんじゃないかと思う。
自分のことを否定され続けて育つと、自分にあまり自信を持てなくなるんではないかと、これまでの自分を見ていると思ってしまう。
物事のマイナス面や自分の弱点や、先々のリスクばかりに目がいって、ポジティブに行動するのがしんどいと感じることのほうが多かったと思う。
社会的人間関係においては、少なくとも明るく快活で、積極的かつ勇敢にリーダシップを発揮していくようなタイプ、にはならなかった(なっていない)な。。
まあ、それでも世の中は上手く出来ているというか、プラスとマイナスでちょうどバランスが取れるというか、自分なりにそれなりの居場所を見つけてなんとか生きております。
だから、20代前半くらいまでは、マイナス志向的人間になってしまったことについて、親を憎いと思った時期もあったけれども、社会にでて、生きにくいながらも何とかやってきているし、私もオッサンになり、親も年を取ってきているので、育ててくれたことに感謝しながら、あとは自己責任で折り合いをつけていくしかないと思えるようになってきている。
・・ただ、無意識のうちに女性を見る目は慎重になっているかもしれない。
私は未だ独身であるが、この年になると、やはりお付き合いをする以上、結婚を意識せざるを得ないわけで、そうなると、「花嫁候補」であると同時に、まだ見ぬわが子の「母親候補」でもあるわけで、できれば「否定型」母親の片鱗を伺わせるような女性は控えさせていただきたいな・・などと思うこともある。
でも、「類は友を呼ぶ」ではないが、私にはあまり「肯定型」の女性との縁が無いようであります。
それから私自身、もし子どもが出来たら、自分の子供には絶対、「肯定型」で接したいとずっと思ってきた。しかし、「歴史は繰り返す」というし、
児童虐待においても、ある統計では、虐待をしたことのある親の約90%は子供時代に親からの虐待を受けた経験があると報告されているという。(Webで見つけた関連ページはこちら)
事実のほどは分からないが、まずは豊かな愛情でもってお互いを受けいれ、「健康で対等な依存関係」を築くことのできるパートナーを見つけることが先決だな・・。理想、高過ぎですか?