凱旋門賞は背負う斤量で
勝負の大半が決まっていく
世にも珍しい不公平レースだ。

牡馬と牝馬

若馬と古馬

ちょっとしたハンデをつけたくなるのはわかる。

でもなぁ~、

59.5から54.5って、どうなのよ。

5kgだよ?

あー、ダメだ。

もういっこ言いたい。

これは凱旋門賞に限らずの話だが、

例えば現役最強馬オルフェーヴル
平均馬体重460kg

一方今年のダービー馬キズナの
平均馬体重は480kg

その差20kg

生まれ持った平均的馬体重と斤量の負荷が
馬によっちゃ~大き過ぎて
本当に気の毒に思えてならない。

私は生まれつき大きめの牝馬で
ウオッカの平均馬体重490kgだとしよう。

ブエナビスタは華奢だったので450kg

その差40kg

私が米俵4つ担いで運ぶのと
剛力ブエナアヤメが担ぐのでは
走る前から勝敗は決まっているんじゃないのかってこと。

やだな凱旋門賞。
オルフェの斤量を見たら辛くて寝込みたくなる。

ここ数年の優勝馬は牝馬が多く
昨年のソレミアは58kgでぶっ飛んできたことから
伏兵中の伏兵どころか
恐るべき底力を持った女性だといえよう。
牝馬は
1度爆発的な力でレースを征したりするから
ソレミアも
この凱旋門賞がそれだった気がする。

ただでさえ、稍重や重の馬場に
馬体重に見合わない斤量での鬼レース。

それが
世界一といわれる凱旋門賞で
なぜだかみんながそこを勝つことを目標にしている。

世界にはもっと
いろんな意味で納得できる環境での競馬があるだろうに。

私の理想的なレースは
我が国のジャパンカップだ。

3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減

これを世界基準にしてほしい。
57kg以上の斤量は禁止!
最近の3歳は発育がいいから56kgでもいいくらいだし。

まぁ、とにかく
はやい話が

凱旋門賞を目の前にして
このレースが世界最高峰であることを
あらためて疑問に思った。

オルフェ頑張れ!
キズナ、チャンスだよー!