あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2013年。前途洋々だと信じて疑わない私の運命が
今まさに猛吹雪の中に消えてゆきました。
20年ローンの残る家が揺れています。
大丈夫なんでしょうか。
強風に負けるな!
頑張れ、家!

どうやら明日の朝は
久しぶりの雪かきになりますか…。チッ!

年の始まりは
節分からがスタートと言いますので
その前にじっくり
今年の抱負とやらを考えてみたいと思います。

昨年は馬券もさっぱり当たらず
見せ鞭に踊らされた1年でありましたが
歴史的な名場面をたくさん目の当たりにすることができました。

数日後には
年度代表馬のホニャララが決まるかと思いますが
私は個人的にオルフェーヴルに1票投じたいと思っています。

圧倒的な強さを誇りながら
あれほどファンの心を揺さぶり
弄んでくれた馬もいないでしょう。

生まれ持ったものもあるでしょうが
オルフェの場合は
自身の心のありようと
彼を取り囲む
まわりの人々による試行錯誤の繰り返し
難解さ
困惑
絶望
迷い
圧巻
驚愕
希望
世界へ!…と

こうして思い起こすだけでも
満腹中枢が誤作動を起こして動けません。くるしい。

映画監督に
「どの馬の映画を撮りたいですか」と訊けば
満場一致でオルフェーヴルと答えてくれるような気がしますが
どうでしょうか。
…やっぱり正統派:成績重視のジェンティルドンナ
勝ち方がとにかく印象的なゴールドシップ
どちらかでしょうな。

凱旋門でフラフラになりながらも頑張ったオルフェにも
特別賞のようなものを
あげてください(涙)


…お題とかけ離れてしまいました。

今年の抱負。

2013年は巳年。

お金がまわり
仕事が飛躍する年回りになるそうです。

私の場合
稼いだぶんだけきれいに使うという
内閣総理大臣から表彰されたっておかしくはない浪費家であります。
浪費という漢字が誤解を招き
人間失格者みたいなイメージならば
消費家と格上げしてもらいましょうか。

今年もすでに
財布から盛大にお金が飛んでいく予定がぎっしり。
嬉しい悲鳴です。

けれど
稼ぎがめちゃめちゃ少ないので
すぐに底はついてしまします。
今年は赤ちょうちんの数を
泣きながら減らす方向で。

昨年に元競走馬を個人で引き取った経緯で知った
「引退馬のその後」

トウショウシロッコのように
惜しい所で重賞が取れなかった馬には
その後1円のお金もでません。
重賞をとれたとしても
14歳から毎月2万。。
この制度の意とするのは
いったいなんなのでしょう。

14歳。

競走馬は多く見積もっても
10歳までには引退なんですが
それまでの4年をどう暮らせと?

支給される助成金の額よりも
私はここに大いに引っかかって悶々とするのです。

シロッコのように9歳(明け10歳になりました)で引退し
その後まっすぐ乗馬の道に行けたとしても
乗用馬に調教し直されるまで
かなりの時間を要します。
当たり前ですよね。
今まで「早く走れ」と教わったものを
「走ってはいけない」に激変させるんですから。

それまでのトレーニング代は?
預託料は?
セン馬にする手術費用は?

馬は乗用馬になって
お客さんを乗せてから
初めて仕事をしたことになり
お金を生み出します。

どうにかそこまでの間だけでも
費用があればなと思うのです。

今年は
ほんの少しでもいい。
引退馬のために
何かいい方法がないだろうかと
考える1年にしたいと思っています。

27日。シロッコの暮らす群馬へ行って来ます。
あぁ、早く会いたいな。
夢の中では何度も会って
シロッコの太い首にぶら下がって号泣しているんですけどね。

シロッコのカラーであった
紫色の無口を買いました。

騎馬隊に合格したお祝いに
私の手で
かけてあげますね。

入隊したら
馬名も漢字二文字に改名するのですが
できれば私に決めさせてくれないかな。
シロッコにぴったりの馬名は
すでにこの胸の中に。
採用されたら本望です。

「あなたがいれば、他に何にもいらないや」

そう思わせてくれた運命の馬。
トウショウシロッコ。

あなたを引き取らなければ
こんなに幸せな気持ちにも
なれなかったでしょうね。

「あの時」
あなたをあきらめないでよかった。

本当によかった。