こんばんは。


私の履歴書ということで、連載形式で32年を振り返ってみようかと思います。


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■物心がつくまで


実は、あまり幼少期の記憶がないのだ。

とはいえ、この傾向は大人になった今でもそうで、基本的にはエピソード記憶が不得意なのだろう。


ちえちゃんが2年生の夏休みのあと、髪をばっさり短くしたのがかわいくみえて初恋をしたとか、大阪に家族旅行に行った時に懐石料理を初めて見て、なんで料理に石が乗っているのかと鷲づかみしたら大やけどしたとか、そういうくらいのもので。


なので、9歳半まで俺にとっては空白の期間である。

幼少の記憶がある人には驚かれるけど、これは本当なのだ。


■囲碁を覚える


囲碁を覚えたのは小学四年生にあがる直前の春休み、9歳の時だった。


俺には8つ離れた兄がいる。ちょうど、大学に合格して親元を離れる時期だった。

父は「囲碁を覚えたら、社会に出た時に役立つから」と兄に囲碁を始めるよう勧めた。

兄が始めるなら、俺もやりたい!ということで、もののはずみで俺も囲碁を始めたのだった。

だから、偶然だ。


父が大学生の頃に買った入門書を読んだはずである。

だから、今どきのような読みやすいつくりにはなってなかったはずで、ひょっとすると「これをアタリをゐふ」などと旧仮名遣いであったかもしれぬ。

そんなわけないか。


■勉強する


最初の頃は、ひたすら囲碁の本を読み漁っていた。

対局相手は父だけである。

一般的に、子どもは対局・実戦を好むと言われているので、少し特殊であったかもしれない。


ただ、その当時(94年頃)はヒカルの碁よりも前だったし、長野県の小学生で有段者は俺以外に1人だけだったから、現在のように小学生でもネット碁なりなんなりで囲碁の勉強がしやすい状況とは比べるべくもないのだが。


確か、ユーキャンの通信講座で梶原武雄先生監修の囲碁テキストを買い求めた。

思いのほか、ペラペラした教材が届いて、ちょっと悲しかったような記憶がある。


「対局囲碁ゴライアス」というスーパーファミコンソフトを買ってもらった。

確か、10000円以上したはずだ。当時のスーファミソフトは高かった。

そういえば、最近コンピューター囲碁の歴史を調べていたら、80年代にオランダで開発された囲碁ソフトに「Goliath」というものがあると書いてあった。

これかー!とちょっとうれしかった。


■碁会所デビュー


8~9ヶ月たち、その頃はたぶん3~4級位だったと思う。

父の行きつけの碁会所に、連れていってもらった。


当時の碁会所は、たばこプカプカは当たり前。

ワンカップ大関を常に飲みながら打っている、七段格のおっさんもいた。


このおっさんに初めて打ってもらった時は、9子置いてほとんど殺された。

石が死んでいることにすら気づかず、ヨセもだいたい終わった所で「もう打つところないかな?」と聞かれたので 「いや、まだこのへんあいてるんじゃ・・・」「いや、それ死んでるよ」
という具合で100目ほど負け、ものすごく驚いた。

席亭さんは吉江さんという人で、振り返ってみるとこれは非常な人格者だったと思う。

父も、この席亭さんがいるから、俺を安心して預けられたのだろう。


なんにせよ、囲碁を打つ子どもは今よりもずっと珍しかったから、かわいがってもらったのだ。


小学四先生の3月頃には、たぶん初段になったか、ならないか。

長野はそれほど囲碁が活発であったわけでもないので、ほとんど独学だったわりには、悪くない上達スピードだったのかもしれない。


(つづく)

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本日発売の月刊碁ワールド 6月号 に、1ページほど私の寄稿が乗りましたので、よろしければご一読ください。

「アルファ碁 囲碁ファンの声」という欄で45ページ目です。


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こんばんは。


NHKスペシャルでやっていた「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」を見ました。

囲碁やAlphaGoに関する描写で、ところどころ「?」がありましたが、全体としては良くまとまっていたようには思います。


人工知能に精神を持たせることができたなら、たぶん人工知能にも個性が生まれるのだろうなぁ。

人間にも個性があって、天使のような人もいれば悪魔のような人がいるように。

善悪二元論では必ずしも語れないような気がするよ。


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先週全勝した、宝酒造杯東京大会名人戦の全勝者3名による代表者決定戦が本日行われました。

なんとか、東京大会①の代表になりました。


朝、棋院入りすると、すでに他の2人は到着していたようで、残りくじは1つ。

3人中1人だけ決勝シードの変則トーナメントですが、当然の如く、私は2局打つ方でした。

先週と同じく、40分切れ負けなので、なかなか時間配分が厳しい。


■1局目



棋譜再生


179手以下略 黒7目半勝ち(たぶん)


私が黒番です。

序盤、白38~40が場合の手で、これは気づきませんでしたが、なかなか良い手でした。

勢いで黒39にはねたのが軽率だったかな・・・?

白48では、10-Sにスベられていたら、容易ではなかったと思います。

黒51で右辺をいったん治まることができて、息の長そうな碁に戻しました。


黒53の様子見に対して、白54から反撃して、予期せぬ戦いに。

白72では、一回6-Bと切っておけば、左辺のワタリを防ぐことができ、無駄がなかったと思います。

実戦の黒73の貧乏わたりは、地は増えていないのですが、厚いかもしれないぞ、と思いました。

が、人によって評価が分かれそうだ・・・。


白80はやや稼ぎ過ぎかなと。黒81で中央の白がやや弱くなりました。


白86は受け方としてどうだったかな。

黒87に対して、白88が省きづらく(H-18に切る手筋がある)、黒99までけっこうな利益でした。

白100以降、左上の黒は取られない、という読みです。(詳細は省略)


黒115から下辺の折衝ですが、黒131まで白地がつきそうなところだったところが、逆に黒地になって、手ごたえはありました。

が、このあたりで、持ち時間がたぶん残り5分を切っていて、打ち切れるのかどうかがあやしい・・・。


黒151からのコウ争いをなんとか無難に終わらせることに集中していましたが、白170がたぶん勝負としては甘かった。

黒171から黒173で、コウにせず、大きく黒地を増やすことができて、ここでおおよその計算が立ちました。


このあと、時間がなくてほとんどノータイムで打っていたので、おそらく小ヨセでは損をしたと思いますが、黒7目半勝ちでした。

終局時、残り時間が9秒だったので、本当に危なかった~。



■2局目



棋譜再生


161手以下略 黒24目半勝ち(たぶん)


私の黒番です。


序盤、白14はあまり見ない形でしたが、どう打つものでしょうね。

白が15-Bにスベってこなかったので、黒17とコスミつけて防ぎましたが、この後の打ち方が黒白双方悩ましい・・・。


白18は予想の範囲内でしたが、白20~22の打ち方はどうだったかな。

黒23に対して、白24の形がやや緩んでいるので、黒の手ごたえは悪くないです。


白38と果敢に打ち込んだにも関わらず、白40と引き上げたのは明らかに変調だと思います・・・。

O-16とツケ、動き出すよりなかったのでは、とも思いますが・・・それは感情的な発言かもしれーぬ。

過去の過ちを認め、方針転換するときはするのが資質なのかも。

ただ、黒43と最後の急場を黒が先着しては、黒がすでに優勢と言っていいと思います。


白58は13-Rにぶつかるくらいじゃなかったかな。

というのは、実戦にも出てきた、黒71のワリコミが白60のコスミでは防げていない。

黒77ではS-6に打ってさらに戦うことも考えましたが、ここで矛を収めて囲い合う展開でも十分黒が優勢とみました。


左辺から上辺に波及した次の戦いも、比較的黒にとって有利な推移で、黒161まで完全に生き、形勢はすでに盤面30目程の大差になっています。



そんなわけで、京都で行われる全国大会(12月4日)の切符をなんとかゲットしました。

昨年は、確か飯田橋で行われているペア碁大会と日程がかぶっていた気がしたけど、今年はどーなんだろうか・・・。


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■宣伝

5月21日(土)15時半~16時半はスペースマンでGO!です。

過去にご出演頂いた荘田茜さんをゲストにお迎えします。

Twitter連載小説「盤上の宇宙人」 の作者さまでもあります。

企画は「spacemanの囲碁診断」。

碁盤は心を映す鏡です。自分も知らない姿が今、現れる・・・。


とのことですが、本当にもっともらしいことをひろふみは言えるのかな。

まぁ、言い出しっぺだし、きっとすごいパフォーマンスを見せてくれるのだと思います。


あわせて、熊本大分地震に向けたチャリティー13路囲碁会を行います。

収益の全てを義援金窓口に寄付いたします。

ぜひ、みなさまお誘いあわせの上、ご参加ください。

こちらにコメント頂ければ、受け付けますよ!


日時:5月21日(土)13時~15時

場所:スタジオCAN 5階

定員:14名

概要:レギュラーメンバー(スペースマン、村上、千葉)3名にて13路による指導碁を行います。

13路指導碁は2面打ちです。手空きの方はフリー対局を組み合わせます。

料金:スペースマン)1,000円/1局

村上、千葉) 500円/1局

申し込み:日本社会人囲碁協会ホームページ または本ブログのコメント、私宛のメッセージ等で!


なお、本編のスペースマンでGO!の観覧は別途1,000円を頂戴いたします。

予めご了承ください。


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