バイブレーターは無機質な、音を立てている

夏樹は自身のクリトリスにバイブレーターを近づける

少しバイブレーターの振動がクリトリスに伝わる、悦びの汁がジンワリと

湧き出てきた。「あ、あん あっ いっちゃう!!」

夏樹は普段のストレスもあり今日は普段にもまして

エキサイトしている自分に気づいている。

オルガスムスの波は潮の満ち引きのように

絶頂に上り詰めては、また下る繰り返し夏樹の身体の中で

起こっている。 男の昇天とは違い女の場合は自分が飽きるまで

行くことが可能なため、自分が本当に果てるまで

行くことができる。夏樹も今日はそんな女性の身体の

特権を楽しむように快感の波に揺れていた。


ひとしきりひとり遊びを楽しんだ夏樹ではあったがどうしても

男が欲しく、まだ快感を味わい足りない。

夏樹はテーブルの上に置いてあるレディースコミックの後ろのページに書いてある

ツーショットダイアルの広告ページをみて、夏樹は電話を掛けた。