退社時間から1時間ほど過ぎた頃だろうか、美香の同僚たちも帰り私宅をして、退社を始める

だんだんと周りに人が少なくなり、美香と鴨志田だけの二人になっていく、オフィスの空気がだんだん張り詰めていく


鴨志田は、書類を書きながら、獲物を狙うライオンのようにその時を待っているように

見えた。最後の同僚がオフィスを後にした。

それを確認すると鴨志田は美香に近づき始める、美香もその気配に気づいているのか、美香が声を発し様としたその瞬間、鴨志田は美香の机を思い切り叩き美香に迫った。


「昼はよくも恥をかかせてくれたな、お前は自分の立場がわかっていない様だから」

「いい物を見せてやろう」

「な、何ですか」美香は震える声で問いかける

鴨志田はスーツのポケットから自分の携帯電話を取り出して画面の部分を美香の前に

見せ付けるように出した。美香は自分の目を疑った。


おとといの、夜中に鴨志田から受けた恥辱でフィニシュで果てて

放心状態にある美香のあられもない姿だった。

黙り込む美香に鴨志田は続けた「お前は、もう俺の奴隷なんだよ、わかってるだろうもし、お前がここで拒めば

俺は、掲示板にこの写真をばら撒くぞ」強い口調で鴨志田がまくし立てた。