わたしは、
狂えたら、
いつまでもあなたの側に居たいと思うのです・・・
ある日、電車の中であなたは突然言いました。
「僕たち、付き合ってみないか?」
と。
私は、そのようなことを言われるのは初めての経験で、
「え?」
っと、思わず聞き返しました。
すると、あなたは困ったような、泣きそうな顔で私を見上げてきましたね。
その姿を見て、私は咄嗟に頷いてしまいました。
でも・・・
怖かったんです。
あなたのことを本気で好きになってしまうことが・・・
知っていたんです。
あなたは、本当は私のことを好きではないということを。
あなたが好きなのは私とは別の人で、
でも、その人はあなたのことを友達としか思っていなくて。
私はその人と友達で、その人にはあなたではない、他に、好きな人がいることを知っていたから・・・
そして、
私にもあなたではない、他の好きな人がいたのだから・・・
でも・・・
私にその人は遠すぎて。
どうしても恋仲になることなんてできないことが分かっていたから・・・
それがわかっていたからでしょう?
私たちは互いに偽った心で、互いのことを受け入れた。
最初は良かった。
互いに満足だったから。
相手は多少違くても、辛いことを乗り切るだけの活力は与えてくれた。
安らぎをくれた。
でも、やっぱり、
心のどこかでわかっていたんだと思う。
本当に自分が求めている人ではないということを。
だから、短かった。
別れも、あなたの一言から始まった。
「もう無理だよ・・・」
私は・・・
本気になっていた。
だから怖かったのに。
あなたを受け入れたら、二度と一人の自分には戻れなことが分かっていたのに・・・
あなたを引き留められるだけのものを持っていない私は、何も言えなかった。
容姿も、性格も、財力も、
何もないから・・・
あなたが好きなあの人とは、私はかけ離れすぎている・・・
だからね、
友達に戻ることも嫌だった。
できなかった。
できない、よ・・・
今でも好きなのに。
好きだからこそ、友達だなんて酷過ぎる。
だからね、
私はあなたの側を離れた。
二度と会わないように・・・
でもね、
もし、
もしも、少しでもいいから、
私のことを本当の恋人だったと思ってくれたら時があったなら、嬉しいな。
あの人の代わりではなく、”私”のことを見てくれた時があったらいいな。
「愛してる」
って、その言葉が、私に向いていたらよかったな・・・
私はね、
あなたと居たら、狂ってしまうよ。
だからね、
二度と側にはいられない。
あなたの重荷にはなりたくないの
それでも、もし・・・
もしも、あなたの迷惑ではないのなら。
わたしは、
狂ってでも、
あなたの側に居たいと思うのです・・・
いつまでも・・・
どこまでも・・・
わたしから、
あなたへの愛が消えないうちは