「ふ~、やっと出来た。」


私は早速、銀のバングルを付けてみた。

" I LOVE a CAT ~ who is lovely my best friend "



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卯月のまだ寒い頃、私は一匹の猫と出会った。

その猫は白を基調に黒と茶の模様を持っていた。


空は晴れ晴れとしていて、寒さは身にしみるが 

その猫に出会えたことをどこか嬉しく思った。



猫は塀の上で毛繕いをしていた。


元から、猫は好きだったので ただ眺めるだけで幸せだった。

ペット禁止のアパート暮らしの身では、鳥以外の動物とそうそう触れ合える機会はなかった。

ここ数年でペットを売る事は禁止となったせいでもある。


猫は私が近づいても逃げようとしなかった。

まぁ、ペットショップで買われていたのなら、分からないわけでもないのだが。

だが、こいつは明らかに それだけではない、と思わせるオーラを持っていた。

”王の気品”、とでも言おうか。




「こんにちは。」


私は声を掛けた。

掛けようと意識したわけではなく、ただなんとなく、咽喉から声が出た。



猫はこっちを向いたが、すぐ何事もなかったかのように、また毛繕いを始めた。



(2007.6.16  一部改)