〈効率について〉
効率について考えてみた。本来僕は効率を追求するのが苦手なタイプで決められた時間内で決められたことをすることが得意ではない。日本の電車が時間通りにちゃんと決められた駅に到着するのもバカらしく思っていたし、カチカチと機械のように動くことが嫌いです。しかし、近頃ふとこんな考えが頭の中を過るようになったのです。
「もし、人生の時間が無限にあるならば確かに僕の今までの考えも間違えてはいないだろう。電車が遅刻してきたってかまわない。しかし、人生は有限なものでいつかは終わりがくるものだ。人は基本的に数十年しか生きられないしいつ死ぬかもわからない。その限られた時間の中で一定の成果を出そうとするから、時間にシビアになるのだ」。
今のところこの考えを覆す考えが僕の中で導き出されたことはない。現代社会に蔓延する徹底した効率主義や遠回りをせずに一直線に目的を達そうとする風潮も人生は有限でそんなに時間は残されていない、その中で多くの結果を出すという発想をもとに考えれば容易に理解できる。効率主義は限られた時間で成果を出そうとする人間の必死のアガきなのだ。しかし、このような効率主義がおそらく現代社会特有 のイライラ感を生んでいるのは確かで決して精神の幸福に直結しないのもわかるのだが…。