〈滅裂なる実感〉
飯も食べずに ベッドに横になって
絶望の時間を過ごした日々も終わった
空腹で 目眩がして それでも起きたくなかったあの日…
今は痛みすらも 悶絶すらも 生きているという実感の一部だ
生きることの一部だ
今まで生きているということは 実に多くの苦痛を教えてくれた
わずかな喜びと快楽の実感が苦痛を打ち消す度に 生きるということの本当の姿に戸惑った 僕だけが苦しんでいるのではないかと…
人は孤独だ 自分の感覚の外には出られない
人は誰もが 自分の感覚という檻の中にいる
いずれ 意識は消え去る 肉体の死 脳機能の停止によって
だから 人は悲しい
矛盾は 矛盾のままでいいではないか
そのままで あるがままで…
2015 6・24