〈シーシャを吸う女〉

黒髪に 青い目の女は時折僕と話ながらシーシャを吸う
ぷくぷくという音と共に 甘い匂いが広がる
管が細い蛇のように 曲がりくねっている
深い胸の谷間が 男を誘惑する
死ぬほど危険な女
関わった男は みんな知っていた
女は世界中を旅している
世界中の快楽を知っている
僕は彼女の店に よく通っていた
インドの札にサインを書いて 店に貼ってもらったり
ウィスキーを一本 店に置いてもらったりしていた
彼女は よく酒を飲んだ
酔っぱらって 仕事をしていたが
頭は冴えていた
彼女がシーシャを吸う度に
夜が甘く更けていく

2015.9.2