OPPENHEIMER
邦題:オッペンハイマー
公式サイト:https://www.oppenheimermovie.jp/
本作の存在を知った時から観たいと思っていた作品
その後、
日本での上映がどうなるか
他の映画との兼ね合いで何かと違う方向で話題になったり
唯一の戦争被爆国という点でも色々と取りざたされていたりと
今日の公開まで時間がかかった作品でもありますが
本日、鑑賞して参りました。
地元が被爆地である事もあり、少し前に試写会の応募があり、先の上映があったんですが
それには参加する機会がなく
その際の上映後の話題等をニュースで見聞きする機会もありましたが、
本日観ての感想はと言うと
そのニュースで話題になっていた、
日本の被爆の状況シーンが云々かんぬん
というのは本作の中には必要ないというのが
個人的な感想です!
アカデミー賞絡みで上映になったのかと邪推したりもしますが、劇場で観れたので良しとしてます。
一応被爆3世という事になるんですが、身内が当時被爆、戦地から戻って来た人間を知っている者としても
本作は、戦争の悲惨さを伝える目的ではなく、あくまでもオッペンハイマーという人物、またその周りの人物
の事を描いた作品であることからも作品自体がきちんと完結しているのではないかと思います。
そして、その中に色々な恐怖・狂気が描かれておりそこが怖くもあり、映画に引き込まれて行く感もあったかと思います。
当然、自分が知っている被爆の知識が脳内再生されている行間のようなものも鑑賞中にはあり、
その辺は観る方に寄って違うのかもしれませんが、十分だったと思います。
当然、亡くなられている本人のその時その時の感情が全て正確かどうかなぞわかる術もなく、作り手のある作品である事も
わかりつつ、それでも最後まで引き込まれて行きました。
欲を言えば、全てをはっきり理解するには数回鑑賞が必要かも・・・とは思いましたが・・・
ネタバレはしない信条での鑑賞記録としての記事であるにもかかわらず、ここまで長文になる。
個人的にはそれ位観ハマった作品と言えます。
スクリーンから出て、駐車場まで歩く間に、泣きそうになった作品はこれが初めてでした・・・
あと、これまた、個人的に感じた事ですが・・・
作中のシーンの中で、何故か『呪術廻戦 玉折』が頭の中をずっとよぎってました。
同じように感じた方がいるのかなぁ・・・
という独り言も残しておこうと思います。
(監督が観てたりしないよなぁ・・・とか思ったりもしてますが・・・)