先々週ははるばるドイツまで行って、三日間毎日二万歩以上歩くという修行のような出張をこなしたあと、今このブログを南インドのとある都市のホテルで書いている。

 

はじめてこの街に来たのは9年前。それを機に頻繁に訪れるはずだったのが、パンデミックの影響でこれだけの月日が経ってしまった。そしてその間に空港は全く新しく生まれ変わっていて、変わっていないことと言えば、空港の建物を出るとすぐに、ゲストの名前を書いたプラカードを手に持ったタクシードライバーたちが鈴なりになっている光景くらい。

 

Image by Bishnu Sarangi from Pixabay

 

とはいえ、箱が新しくなってもそこで働く人たちはそう変わらないのが世の理。今回もイミグレーションの長い列に並んでいると、親切な空港職員が歩いてきて曰く、

 

「こっちの窓口でも大丈夫だから移動してください」

 

と、インドのパスポートを持つ人たちの並ぶカウンターに連れていかれた。そこはそこで結構混んでいて、さらになんでか知らないけど、どのレーンも自国民の入国審査に異様に時間が掛かっていたので、20分くらいは待たされた。

 

で、やっと自分の番が来ると、入国審査官曰く

 

「この窓口はお前のような他国のパスポート所持者の来るところじゃない」

 

んなことわかってるんだよ最初から。でもオマエんとこの職員がこっちに来いっていうから来たんじゃねぇか💢 などとは言わず、

 

「わかりました…」

 

と素直に元のレーンに移動。で、しばらくして一向に動かない列のところに件の職員が再びやってきて、既にガラガラになっていた自国パスポート用の窓口に行けと。いや、あの、さっきそれで玉砕したんだけど、と言いたいところだったけど、もうどうでもよくなっていたので指示に従ったら今度は少なくとも門前払いはされなかった。

 

ただ、今度は審査官が新人で手続きをほぼ全く把握しておらず、いちいち隣りの審査官に聞くものだから、隣りで入国審査を受けていた人まで余計に時間が掛かることに。どうもすみません。

 

結局僕はその日JAL753便で到着した乗客の中で、恐らく一番最後に入国する栄誉に浴することに。

 

そこに行けば どんな夢も

かなうというよ

誰もみな行きたがるが 遥かな世界

その国の名はガンダーラ

何処かにあるユートピア

どうしたら行けるのだろう

教えてほしい

 

ガンダーラがどこにあっても、入国管理はもっと洗練されているといいな…