少し前に、Whole Foodsで見つけた婆ちゃんずのBBQソースのことを書いた。そして昨日、同じくWhole Foodsで発見した、極めて怪しげなウイスキー。Trader Joe'sの「明確な」に続く秀逸な作品と言える(言えねーよ💢)

 

 

「渋い」って…なんか形容詞を名前にするとウケんのか。いやそれよりもその隣にある「シングルモルト聖ジョージ」ってナニ。しかも「カリフォルニア産」だって。アメリカ人の誇りは一体どこへ…

 

そういえばニュースやヤフコメとかでよく、「アメリカでは云々」という言い方を目にする。さらには「欧米では」というフレーズさえ、なぜか違和感なく使われている。そのたびに、あまりに乱暴な括り方に勝手にモヤモヤしてしまい、ひいてはそこに書かれている内容を信じることができなくなってしまう。

 

そもそもアメリカ国内に限ってみても、西と東では考え方がかなり違うし、中西部や南部でも人種構成からして違うので、そういうのをまとめて「アメリカ」って言ってしまうのってどうなのよ。

 

そう、全米は泣かない、のだ。

 

↑ オイオイ、なにそんなにチカラ入ってんだよ

 

そしてニュースでアメリカと言えばニューヨークの街並みが映像として流れることが多い。でもあれはニューヨーク、というかマンハッタンなのであって、あんな場所は他のどこを探しても無い。シカゴは割といい線行ってるけど、LAはマンハッタンの足元にも及ばないと思うし、サンフランシスコは小さすぎる上に今は治安もサイアク。

 

たまに芸能人の人がしくじったり煮詰まったりすると「アメリカ移住を考え」ちゃうらしいのだが、一度よく考えた方がいいといつも思う。同じアメリカでもニューヨークとニューメキシコでは全然違う。

 

↑ ニューメキシコ行かんだろ誰も…

 

それでも…だよ(笑) やっぱりマンハッタンの夜景はいつだって魅力的だし、アマタあるアメリカの象徴の一つであることに疑いの余地はない。特に若い頃、まだテレビでタバコのCMが認められた当時はParlamentの宣伝に出てくる夜のマンハッタンにそれはそれはあこがれたモノだった。

 

 

Image by Ed Judkins from Pixabay

 

Stay with me
Darling after all that we've been through
Nobody else can warm your lonely nights
No one's gonna love you like I do
Stay with me
Can't you see we've got too much to lose
Oh stay with me, stay with me baby please

 

作られた記憶かもしれないけれど、この曲が流れる中、クライスラービルに息を吹きかけるとビルのテッペンの明かりが消えるシーンがあったように思う。これだ…これだよ…、あのシーンの中にいつかはオレ様も、と思っていたら間違って西海岸の、高い建物さえないシリコンバレーの真ん中に来てしまった。

 

Bobby Caldwellが今年の三月に亡くなっていたのを知ったのは割と最近のこと。あの歌声と珠玉の作品群が、僕の中でマンハッタンをマンハッタンたらしめたことは間違いない。R.I.P. 素晴らしい思い出を作ってくれたことに心から感謝。