第二回インタビューが三日程前にありまして、パンダの宣伝をガンガンしてきました。
そこでのインタビューテーマが『出会い』でした。
パンダとの出会いとか。色々話してきました。ぶっちゃけ僕のインタビューなんて誰が読みたいねんって感じっすけど、今回のは、是非皆さんに読んで頂きたい。
その中で今度の作品『やさしさエフェクト』の話になり、かなり刺激になる質問を受けまして。

深井邦彦にとっての優しさとはなんですか?って聞かれたんです。

母ですね。これは即答です。あの人なくして優しさは語れません。
そこには、沢山の想いがあるけど無いとも言えるしみたいな。
とにかく母で、次にパンダです。確実に。
見えないもんぢゃないすか、優しさって。
でも見えないから愛おしいぢゃないすか。
流れの中で産まれて出会って。
この前、凄いなぁと思った事があってパンダの八木菜々花と小林美奈がよく話してたアーティストで『SEKAI NO OWARI』って人達がいて、僕あんまり知らなかったんですけどなんかあいつ等がやたらとその名前を出してたから覚えてたんですよ、なんとなくいつか聞こうみたいな。そしたら、偶然違うアーティストのインタビュー見たさで買った本にその人達のインタビューが載ってて、なんとなく読んだら僕が一番欲しかった言葉をくれたんです。
これって何気に優しさなんぢゃないかって思った訳ですよ。
誰に優しいとかぢゃなくて、好きなモノを共有しようとする流れの中の必然的な優しさなんぢゃないかって。
実は産まれる前に2人が24歳とか25歳になったら深井邦彦って奴と出会ってて、あいつ、あの言葉を欲してるから、アーティスト名を連呼して気付かせてやろうぜ!とか、粋なコトしてたかもしれないし。
だから優しさって無限なんすよね。
可能性は。
で、今回の作品は優しさのエフェクトなんすよ。
優しさのなんらかの効果。
なんらかの効果を表現してみたかったんです。
本だけ読んだら、何処に優しさがあんの?ってなりそうすけど、役者には是非気が付いて欲しい。
あの30分に散りばめた『なんらかの効果』を。
お客さんに受けとって欲しいっすね。

ながっ。終わります。
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