11/6(日)の更新
いつまでもキャストを続けていたくなるRodって
皆様の中には存在しますか?
ワタスは 職業柄
ありとあらゆるRodでキャストをする機会に
恵まれてきましたが…
良いロッドって言うのはソコソコありました
ただね…
帯に短しタスキに長しって感じで
Oldロッドの場合 一丁一旦なロッドが多い傾向
例えば
キャストは気持ちいいけど ルアー演出時の操作が今一とか
魚を掛けた時がダメってのもある
ルアー操作は思うようになるけれど
キャストが…
重いルアーならいいけど 軽めのヤツはダメとか
まぁ~この辺は 好みではあるんですけどね
長い月日をかけ(35年?) 自分の好みにピッタリと合う
二種のロッドと巡り合う事が出来ました
(あえて書きませんけど)w
如何せん Oldロッドです
欲しくても 製造はとうの昔に終わっていますし
サーフェースゲームをする上で最も重要な所ですので
コンディションの良い物以外は 使いたくない
状態の良い物を手に入れても
昔の繊維です
ヘタるのも早く そうなれば
エンドレスに次に使うロッドを探し続けなくてはいけない
予備の予備なんてのは当たり前で
その予備まで探すような日々
予算は惜しまないと言いつつも
もの凄い金額になります
30後半?40前半頃だったかな
いよいよ先が見えはじめ(お気に入りロッドの枯渇)
このママじゃマズいという強迫観念と共に
「コレ 自分用の竿作った方が早いだろっ」って事に気が付き
トリップキャストが生まれました
開発秘話が
あまり美談じゃなくて申し訳ないw
今から30年前でも ワタスが好んで使うロッドの値段は
ビックリするほどの相場で流通していました
しかも マズ出てこない
未使用がベストなんですが 未使用で出てくれば
鼻血が出るようなプライス
運が良かったんでしょうね それでも切らすことなく
ピンシャンを使い続けていましたよ
トリップキャストの製造が上手くいけば
今後 Oldロッドを買う必要は無くなりますので
そりゃ~~開発には贅沢にお金使いましたw
もちろんワタスが使っていたロッドを超える竿を作るのが
最終目標です
自社のマンドレルのデザインが決まるまでに
30パターン以上のマンドレル作ることを繰り返し
マテリアルも
「これでもか!」ってくらいの上質な物を選定
約3年もの間 そんな事繰り返してますので
予算も怪しくなってくるしで 苦しい展開でしたが…
最高と言えるパターンの竿が3種完成
その三種から ワタスの好みゴリ押しで
一本を選び
それが今のトリップキャストの原型となります
マテリアルの枯渇から
過去に3回ほどマテリアルを変更していますが
フィーリング的な違いはあれど
器機が示す数値には変わりありませんでしたね
そして最終最上パターンが
今回の販売がラストになる トリップキャストです
当初は
販売する気なんてまったくありませんでした
ワタスが生涯使用するロッドとして生まれた竿でしたが
知り合いに頼まれ分けているうちに
口コミで広まり 一般販売になったんですよね
振り返れば
「結構歴史あるんじゃんウチの竿w」
と バカなことを想いつつw
泣いても笑ってもコレが最後
「もぅ 竿作らないの?」との声も多く頂きますが
トリップキャストは マテリアルの枯渇から
作れません
名前だけ残して 適当なマテリアル使えば
素人は騙せますがw
ウチは どこぞのメーカーと違い
腐っても そんなクソな事しませんのでw
ただね ロッド作りって凄く楽しいんですよ
上で書きましたが
かなりのコストと手間が掛かるのを除けば
最高の大人の遊びw
LMG-5.3ftは もぉ 絶対に無理なんですけど
今ある名作と呼ばれたマンドレルを生かす事は可能
違う形で 数本のプロトを作ったりはしていて
かなりイイ感じなんですけど
皆さんの手に行き渡るとのが嫌なので
ワタス専用モデルで終わるかもしれませんねw
リールオーバーホールも絶賛受付中!
ドシドシ オーダーくださいませw
(只今15日間~30日間ほど お時間いただいてます)
心より お待ちしております





