信越五岳ペーサー記① | 私にとってのスポーツ

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スポーツと身体に関する行動や思いを綴ります。

ゴールして座り込んだ時の脚。赤いシューズのはずなんですが(笑)文字通りの泥んこレースでした。

遅くなりましたが、いろいろ振り返ってみたいと思います。

まず準備編。

今回はコンディションに恵まれて、荷物は少なく行けました。必携のレインウェア上下、薄手のベースレイヤー1枚、マイカップ。ライトは走れるのでヘッド1つハンド2つ。ファーストエイドキット(ポイズンリムーバー、サバイバルブランケット、伸縮性あり/なしテーピングテープ、絆創膏、胃腸薬、鎮痛剤、消毒ガーゼ、包帯、生理用品などフルセット)、水(アミノバイタルクエン酸入り)1L、腹巻、指ありグローブ、Buffビーニー、替えBuff、コンパス、熊鈴、ホイッスル、iPhoneとバッテリーとケーブル。詰めたのはTheNorthFaceのエンデュランスベスト6Lで、まだ少し余裕がありました。

飲食物は少なめでした。エイドが頻繁にあって、しかも内容が充実しているからです。ウィダープロテインバー1本、トレイルバター小、アミノバイタル1つでした。今回は、16時台から走り始めると見込んでいて、長くても11時間ぐらいのレースタイム、長いほど歩きが多いという意味になります。前夜のディナーパーティーでは満腹以上に食べており、体への蓄えは充分。さらに、待機場所に行く前に寄ったセブンイレブンで、おにぎりが売り切れだったのは痛かったけれども、ゆでたまごとサンドイッチ2種類を買えて、まぁかえってバランスよく栄養が摂れるだろうと楽観的に思いました。直前に食べると走れないので10時台にはむしゃむしゃと食べ終えました。あとは消化を待つばかり。しかしこの後お腹がすき、やはりセブンで買ってレース中に持とうと思った揚げあられをちびちび消費することになりました。

ウェアは、チームのジャージ(ノースリーブ)、TheNorthFaceのランスカ、RxLのシームレスアームスリーブ、チームの指なしグローブ、TrailSistersのキャップ、モンベルのゲイター、McDavidのハイソックス、で、シューズはInov-8のTrailrocでした。

待機場所の笹ヶ峰エイドには、11時前には着いていたと思います。なんでも、同じバスにトップのペーサーさんが乗っていたらしく、そりゃ早く行かないとだよねぇとなりました。とりあえず建物のひさしがあって床がコンクリな場所を確保。雨が降っても快適です。今回同じくペーサーをやるチームのアラサー素敵女子とともにしばしの待ち時間に入りました。

はっきり言ってヒマなので、レーサーのドロップバッグを確認したり(自分が取っておいていいのかとかどこへ返すかとか)、お手洗いや更衣テントを確認したり、エイドに置いてあるものの内容を確認したり、出た後に進むコースを確認したり、まぁなんかちょこちょこ動いていました。

あとはストレッチしたり。周りではウォーミングアップに走ってる人もいました。

100マイル1ケタ順位の選手は既に通過してしまっていましたが、その後は続々とやって来るのを観戦しました。エイドの入口で、ナイスラーン!!と大声を出して、熊鈴を鳴らして拍手して賑やかに迎えました。元気な人、そうでない人、倒れた人、さまざまですが、in raceな人々は本当にかっこいいものです。ただ、選手の足元などのよごれっぷりなどを見るにつけ、マイルは過酷なんだと再認識しました。対して、ペーサーの方々は1つ前の黒姫エイドからスタート、まだ11kmほどだからか一様に元気で落ち着いているように見えます。あぁ自分もこういうふうに走れるんだろうかとドキドキしました。

そのうち110kmの選手も到着し始めました。マイルの選手と比べると概して元気です。そしてここでようやくペーサーと会えてパワーアップ!みたいな雰囲気がそこここにありました。だんだん場が熱くなっていきます。

お知り合いが走ってきたり、あるいは応援に来ていたり、はたまた近くにいらした初対面の人ともしゃべったり。のんびりしつつも、出番は刻々と迫ってきました。

シゲ子のレーサーさんは2種類のタイムテーブルをつくっていたのですが、たいへん順調で、速いプランよりさらに若干速く進んでいました。黒姫まで来たのがわかった段階で、揚げあられをザックにしまい、着ていた上着やズボンを脱いで、レーサーのドロップバッグを取りに行っておいて、準備完了。

それにしてもいいランです。まさかそんないいペースで来ているとは、胸がいっぱいになりました。「ここまで来てくれたら、あとはなんとかする」と大口をたたいたシゲ子、何ができるんでしょうか。

っと、まずチームのソロ参加男子が到着、あと5分10分で来るよと教えてくれました。早速ドロップバッグコーナーへお連れして、あとはそわそわ。すると、アラサー素敵女子から歓声が!

来た!来ました!わーい!

続く