傘をさすのも面倒で会場内をふらりとし、同じくレースする友人知人をチラホラ見つけられるとうれしくて、明るくおしゃべりなどした。
そんな中で、受付や荷物預かり所のボランティアをされたお仲間さんがたのお車で休ませていただけたのは本当にありがたかった。会場で売ってたお水を詰めて、2度お手洗いに行って、セレモニー開始少し前に並んだ。
このレースでは今までずっと、周りが猛者に見えていた。でも今回は全然それがなくて、セレモニーが終わった後、お仲間さんに「もっと前に並びましょう」と言っていた。
くどいようですけど、本気の背水の陣。そして、モンブランでの恐ろしいほどの快楽に比べたら、半分の距離だし日本だし、たとえ雨だろうが1晩越すことはきっと可能。絶対に無事に帰ってこれる。
カウントダウンは冷静に聞いた。両手を上げて拍手しながらスタート‼︎ …したら時計を押し忘れた(笑)
お仲間さんがたが皆さん見送ってくださった。いつも本当に本当にありがたいと感謝してます。さぁ本番!
こどもの国を出るまでのロード上り坂をまじめに走ったら、心拍数がさっさと170に達した。スロースターターぶりが早くも露呈する。
やりすぎ?あるいは長い道のりへ向けてアップ充分?思わず笑って、そうなった時だけおとなしく数回歩いた。
UTMFのA4だった所(制限時間後)を通る。今回がこんな厳しいことになるなんて。今まだコース上にいられるランナーはみんな勇者だと思う。
トレイルに入る。去年は半分までやっとたどり着けたと思ってひそかに感動した場所、変わらない。
ただ、そこに立ってらしたスタッフさんの声がけが「行ってらっしゃい!UTMFランナーを抜く時は一言かけてあげてください!」だった。後からのSTYランナーは当然のように元気で、UTMFとはもう全然違うに決まってる。両方やってみて、よくわかる。
だから。声援にありがとうと応えるのにプラスして、これも大きく声を出すことに決めた。自分がゴールするまで道中ずっと、リスペクトしながら。
さて道はというと、まぁ泥やら水たまりである。グリップのいいシューズ(しかもまだ3回めのほぼ新品)なので足元に不安はない。
やっぱ長いな~(苦笑)、すみません。続きはまた。
