FBに書いてると両立するのがヘタですみません。
Livetrailでトラッキングしてくださっていた方はご存じですが、、、
ほぼ中間地点のクールマイヨール(78.8km)、18時間半ぐらいでレースをやめました。
ケガや体調不良はありませんのでご安心ください。もともと弱い両膝と左アキレス腱の痛み、及び極度の疲労が理由です。
自分のプランよりは遅かったものの制限時間30分前には入れており、続けようと思えばまだ行けたかもしれません。
しかし山では、自力で下りられるうちに=余力があって自分で正常な判断ができるうちに、ゴールまでたどり着くのが基本だとトレイルランニングを始めた時から思っています。不慮のケガは致し方ないですが、体力不足を自覚しているにもかかわらず限界までがんばりますと言って突っ込むのは無謀で、自分としては大嫌いなやり方です。後で万一救助をお願いすることになったらどうなるか、そもそも救助にも来てくださる方のリスクをどう考えているのか。そのへんロードレースとは全く違います。
下りる前の最後の山を登りながら悩んで悩んで、下りながらこの痛みのまま続けたら将来しばらくの間を棒にふると思いました。そして、サポートに来てくれた素敵女子に平謝りしてでも説得しようと決めました。
でも、レース中は止まることなく走るか歩くかして前に進むことができ、自分のポリシーにしたがってポールなしに足だけで山々を越え、それが練習より絶対にいいパフォーマンスだと自覚できるほどのレース運びだったこと。
ぽっかり浮かぶ満月に向かって山を登り、町や村の灯りをめざして下り、熱狂の街中で声援を一身に受けて走れること。
周りのランナー達と時折言葉を交わし、道々で声をかけてくださる方にお返事をし、エイドで待っていてくれる友人に会いにひた走ること。
おかげさまでお天気には恵まれて、正規ルートでの開催でした。皆様のよい思いが天に通じたんだと思いましたし、1本1本の上り下りが途方もなく長く感じられてしんどかったけれども、練習してきたからやれるんだ~~ハードにがんばってよかった、と思いました。
そう、ウルトラトレイルの全てがありました。UTMB、最高です。いやもっとはっきり言って、やみつきです。目の色が変わりました。
ですから、今回はただただ自分の力不足でした。悔しいとか言えるレベルではないです。もちろん泣きもしません。
応援してくださった方、期待を寄せてくださった方に完走報告ができないことだけが申し訳ないと思っています。ごめんなさい。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、とりあえずシゲ子のこれからをまたご覧になっていただけるとありがたいです。
そして、同じようにUTMBをめざす方々。ここは、本っ当に素敵です。いろいろかけてがんばる価値があると、あらためて断言できます。お互いがんばりましょう!
というわけで最後に、今回は自分丸出し写真集。序盤とリタイア前だけですが(他は必死でしたから)、美しさと雄大さが伝われば幸いです。
スタート待ち。
明けた朝の絶景。ていうか常に絶景!
深い谷底をのぞき込んで。
長くなりましたが。あらためて応援のコメントありがとうございました。心から感謝しております。
<8月累計243km>














