名古屋ウィメンズマラソン(レース①) | 私にとってのスポーツ

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スポーツと身体に関する行動や思いを綴ります。

おさらい①:目標ペースは入り10kmがキロ4:45、あとずっとキロ4分半、ラスト2.195kmは10分切り



おさらい②:給水は15km and/or 20km



おさらい③:30kmすぎ~40km辺りはチームのお仲間女子Aさんが併走してくれる予定



ちなみにコースはこんな感じです↓

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スタートロスは、手元の時計では9秒だった(記録は13秒)。悪くない。周りがエリートとAのうちの自信ありそうな人達ばかりなので流れにのってみた。



沿道が両脇とも盛り上がっている。この高揚感がたまらなく好きだ。



右側にすぐチームの応援団を見つけた。待ちの間のウィンドブレーカーなどを預かるためにいてくれているのだ。なんてありがたい。手を上げて「行ってきます、また後ほど」と心の中で告げる。今日はぼろぼろになるまでやる予定なんだけど、やっぱりカッコよく行きたいなぁとも思う。



入りの1kmは4:33。それでも思ったより息が上がらない。練習と本番の違いかな。流れに遅れをとるより、このまま押せるだけ押したほうがいいんじゃないかと思い始めた。そのまま2km、3kmと過ぎてもあまり無理がない。アップしてないのにねぇ…かえってよかったのかもしれない。5kmの手元が22:48。



瑞穂陸上競技場のほうへひたすらまっすぐ向かう道。ゆるい下り坂が走りやすい。7kmぐらいでキャップの下からタラッと汗が一粒。温まってきていい感じじゃん。



しゃべろうと思えばしゃべれる程度の呼吸、このペースが心拍150ぐらいだと思う。最初の折り返しを過ぎたらほどなく10km地点。この区間5kmは22:41。




ビルドアップの作戦を完全にイーブンに切り替えようとますます本気になった。5kmに23分かけなければいいだけ。



来た道をまっすぐ戻る、今度はゆるい上り坂。トレイルに比べれば何てことないと言い聞かせた。ほんの少し息が上がってきた。ちょっとのどがかわいてきた感じ。




前方に2人並んでおそろいの黒いウェアで、全く同じフォームとピッチで走っているエリートランナーがいる。もしやもしやと思ったら大南姉妹だった。前日読んだ新聞で“たぶん最後の名古屋、最初から最後まで2人で走ります”というような内容のインタビューがあった。お2人ともご結婚を機に名古屋を離れるのだそうだ。後ろから見ていても体じゅうでありがとうとサヨナラを言っているよう。同時代のスターの姿になんだか泣けてくる。呼吸が乱れるから泣いちゃいけないのに。横に並んだ時に「ファンでした、お幸せに」と勇気を出して口にした。笑って「がんばりましょう」とこたえてもらえてうれしかった。




15kmを通過。この区間5km22:56。上りのわりによくもった、やっぱり今日は行けるかも。さぁ、お水お水!




続く