ですます調だと字数がかさむので、ここから文体かえます。引き続き乱文で恐縮ですm(_ _)m
[0~10km]
100kmの道も1kmから。初めの5kmは体育館の周囲をぐるっとまわる。
朝5時すぎにもかかわらず沿道にはたくさんの町の人々。この大会がいかに愛されているかわかる。いつまでも続いて、年に1度の楽しみにしてもらえるといいなと心から思う。行ってらっしゃーい!のあたたかい笑顔と声に元気をいただく。
前の冬にこの町で、ドカ雪の中で動けなくなってしまったのを父が娘を抱えて守って亡くなってしまった痛ましい事故があったのを思い出した。あの時、シゲ子は娘の立場でやりきれない気持ちになった。今はもうじゅうぶん暖かいけれどここはやはり厳寒の地。そのお父さん、空から見てるかな。
ていうか、シゲ子父は元気かしら~とぼんやり思う。一貫して子育てにほとんど興味がない父と、他方甘える気がほとんどない娘。ある意味いい組み合わせかと(笑)ただ大人になってから唯一買ってもらった指輪は気に入っていて、今回もつけてきた。やってきますぜーお父様!
町を抜けると麦や野菜の広々した畑。牛の姿がちらほら見えて鳴き声も聞こえる。肥料のニオイが香ばしい(とちょっとよい表現にしてみる)。57分台で想定どおりの入り。
[10~20km]
サロマ湖につき当たって、大好きなワラビゾーン(道の脇にたくさん生えてるんです)。今年はことさら大きく立派に見える。しかし暑くなってきたね。
陸連登録で前からスタートしていたお仲間さんに追いつく。が、ちょっと異変が…お手洗いに行きたい。自分はトイレが遠いほうで、フルマラソンでも行かないで済むぐらいなのに、まだハーフまでも来ていないのにおかしい。3年前の初サロマの時にお世話になったレイクパレスの前で寄った。
折り返しを戻ってくる先頭集団。ワイナイナさんが今年も。スッスッと走るフォーム、穏やかな表情が本当に素敵だと思う。
さらにだいぶ早い時間帯で、スタート前にお会いできた快足ランナーさんがやってきた。この実力は本物、すごいな!ワッカでは会えないぐらいのタイム差になるだろう、今しかないと声を贈った。
その後はお仲間さん2名とすれ違ってハイタッチ。それぞれ足を故障しているのにやはり速い。シゲ子はなんだかスピードが出ないような気がする。
毎年恒例、勇壮な太鼓に後押しされて折り返し。ここは58分かかったか。
[20~30km]
この、湖畔を戻る道は知り合いを見つけられる楽しい楽しい時間帯。チームのお仲間さん、ツアーがご一緒の方々、他の知り合いにも会えた。たとえ少し過ぎてしまったとしても、背後からでも声をかけ合うこと自体が楽しい。
道は平坦、車もわかってくれていて危なくはなく、淡々ときざんで行くところ。でも何せ暑い。まだ8時とかでしょ?ナニコレ?と思う。初めて給水をとった。ウィダーのドリンクは少しすっぱくて自分好み。これなら道中ずっと飲めそう。
30km通過ラップは手元の時計で59分を越えた。