野辺山100kmレポ(71kmまで) | 私にとってのスポーツ

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スポーツと身体に関する行動や思いを綴ります。

42kmの大エイド。座り込んで、砂利道をやり過ごした脚をさする。トレイルとはいえ、土の道よりもはるかにつらかった。膝の下の腱とアキレス腱の外側が痛い。

そのまま仰向けになって空を見て深呼吸。今わたし野辺山にいるから。とりあえず42kmまで来て、ここからがウルトラだから。念願をかなえている最中だと楽しい気持ちを蘇らせる。

具体的な作業も冷静にぬかりなく。靴と靴下を履き替え、インナーの長袖を脱ぎ、アームカバーをつけた。レンのおかげで足元は一気に軽くなり、上半身も涼しさ倍増!

最後に、グーグーなり始めてきたお腹にアミノバイタルとVAAMのゼリーを流し込む。ちょうどいい時間帯、この2つの味覚は条件反射で(笑)意欲がわいてきた。

まっ、こんなゆったりなので20分ぐらいロスって再スタート。

そうそう、iPhoneのバッテリーが30%ほどだったので電源をきった。写真がなくてつまらないからコース図をまた載せときましょう。
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50kmエイドのおそばが美味しかった。また、おトイレもこの辺りで初めて行く。

しばらくは緩やかで高度のないパート。ここまでが山あいや農業林業・畜産用道路だったのから景色が一変し、民家や生活道路を駆け抜けることになる。

道々で、家からお水をホースでひっぱって出してくださったり、私設エイドとして食料を並べてくださったりする所が多く、あたたかい笑顔に対して感謝しかない。

気温が上がってきて体力を失ないつつある中、「ありがとうございます!」と1度言ったら、10mよけいに進めるような気がした。

腰が乗って、お尻からハムにかけてが勝手に前に出てくるようなラクさのあるフォーム。本当に久しぶりにできている。スピードは出ないけれども、これなら絶対に最後まで行けると早くも確信。淡々と進む。走ったり歩いたり。心拍数は狙いの130-150のレンジをキープ。

何度か渡ったりする千曲川の源流。山だけでなく川も美しい。

55kmを過ぎた辺りで、このコース唯一の折り返し兼すれ違いポイント。目を皿のようにしてお仲間さんをさがし、お互いに声をかけ合う。アメブロランナーのmieさんとも、ここでやっと会えた。めっちゃ速くて1時間差ぐらい?さっすがー(^^)と思う。

折り返し58km地点は着替えポイント。自分は何も置いていないので、イチゴを10個ばかりいただいてすぐスタート。

ここから結構つらかった。気持ちが切れることは全くなかったが、身体がついてこずにじりじりと歩く時間が増えてしまって、制限時間が気になり始める。

そして、この世で最も強いものがシゲ子を襲ってきた。…睡魔。もうどうしようもなくて、もしかしたら蛇行していたかもしれない。脚や顔を叩いてもつねっても効き目がなくてまいる。

今日はゴールしかないんだから。なんとか71kmエイドまでやって来た。