「男と女」を見ないで、恋愛を語りうるだろうか?
映画「男と女」は60年代最良の恋愛映画であろう。この映画に描かれる恋愛は大人の恋愛である。この恋愛のロール・モデルを十代の頃に刷り込まれた。故・倉橋由美子氏の小説『夢の浮橋』にルルーシュの映画のトランティニアンのえりあしに言及した描写があった。
おそらく世界中のある世代の恋愛のロール・モデルを、当時まだ二十代だったクロード・ルルーシュは造ったのだ。
カンヌ映画祭で一夜明けて無名の新人がグランプリを取った。自分でキャメラを回して撮った映画ー「男と女」。音楽はフランシス・レイ。ボサノバとシャンソンのミックス・カルチャーの名曲が神話を生み出した。