「あるスキャンダルの覚え書き」をDVDで
原題は「NOTES ON A SCANDAL」。
最近は邦題に知性も教養も感じられないものが増えている。この題名も美しくない。なにゆえ「覚え書き」であって「覚書」でないのか。そもそも何故「覚え書き」なのか?小説のタイトルがこれだったのか。それにしても酷い。
予告編をみなければ、出会えなかったろう。
すごく面白い。ちゃらい内容かと思いきや、ホラーに近い怖さも醸し出す。
ケイト・ブランシェットの色香が素晴しい。この人にこんな華やぎがあるとは。
映画の楽しみのひとつは、その動きに埋め込まれた微妙なニュアンスを解読する喜び。視線ひとつにすら深い感情が隠されている。女心と恋に苦しむ姿を、近年これ程丹念に見せてくれる映画も稀だろう。
ホラーというのは、一方のジュディ・デンチ。こわっ。
見れば分かる。
最期の終わり方など、ホラー映画かと思わせる。