『愛の神、エロス』ーウォン・カーウァイ スティーブン・ソダーバーグ アントニオー二
ミケランジェロ・アントニオーニが94歳で亡くなって、彼の遺作となった「eros」を観たいと思ってた。
2005年の映画だから90歳を越えての作品ということになる。
オムニバス映画で、ウォン・カーウァイ、スティーブン・ソダーバーグに誘いをかけたのもアントニオーニからだったと、DVD特典映像のウォン・カーウァイ監督の発言から知れた。「今までの映画造りに満足できなくなって・・・」とアントニオーニの思いを語るウォン。
アントニオーニは、終生アヴァンギャルドだった。先駆者であり続けた。
彼の遺作となった「eros」で、彼の映画は瑞々しい。女性の肉体を自然のひとつとして捉えている。豊かな実りを胸に感じ取る感受性。自然の中で女性が舞う。ノビノビと大らかに。そして大地と一緒になったようなラストシーン。
あらためて、アント二オー二の偉大さを思う。
長い時間をかけて、彼の作品を辿っていきたいと思った。