「運命の女」 UNFAITHFUL
エイドリアン・ライン監督といえば、「危険な情事」(1987) FATAL ATTRACTION で、アメリカ人のボキャブラリーに「バニー・ボイラー(兎を茹でる人)」を付け加えた張本人。確か、「ナイン・ハーフ」も「フラッシュ・ダンス」もこの人で、スタイリッシュな映像感覚の持ち主である。
「ジェイコブズ・ラダー」という隠れた傑作がある。ベトナム戦争のPTSDを題材に、男の魂の悲劇を描いてる。
しかし芸術系の映画評論家や映画批評には黙殺されているらしく、PLAYBOYの[完全保存版]映画評論家&ライターが選ぶ世界の映画監督250人「250 Film Directors of the World」には入ってないので驚いた。灯台元暗しとはこのことだ。
UNFAITHFUL
不実な 不貞な の意。
ダイアン・レインが素晴しい。
リチャード・ギアもいい。
この映画には、凡百の不倫映画を乗り越えた光がある。
ダイアン・レインを乗り越える勇気がない女優は、不倫映画に出ないほうがいい。
映画史に余計な贅肉を付け加えるだけだから。