昔学生時代、好意を寄せる相手がいた時どんなアプローチをしただろう?

勇気を振り絞って声をかけたのか、はたまた時が来るのをひたすら待ち続けたのだろうか。


最近の若い子たちは、昔みたいな駆け引きよりも積極アピールするみたいだ。


高校生の娘はよくいろんな男子生徒からの貰い物を持って帰ってくる。

どうしたのかと聞くと、わからないけど気を引くためにプレゼントをくれるらしい。

学内の自販機の前を通ると、男子生徒が「お前にあげるよ」とジュースを一緒に買ってくれることもあるらしい。


決して娘はマドンナ的な存在ではなく、男みたいな性格である。

また昔からずっと付き合っている別の学校の彼氏がいて

それも聞かれれば「彼氏いるよ」、と答えているらしく私から見る防御力は高い。


まあ、娘も貰いっぱなしは悪いとたまに大量にお菓子を作れば配ったり、LINEがくれば返したりはしているようだ。

バランスの取れた友達としてであればいいのだろうけど、本当に一生懸命に貢ぐ「学友」には感心させられる。


そして彼らは彼氏がいることも承知で娘のことが好きだと公言し、いつか振り向いてくれることを願っているそうだからすごい。


おかしなことに、どうしたら振り向いてくれるのか、なにが好きなのか、など娘の姉(長女)にDMで聞いてくるらしいからすごい。


どこかに行けばお土産を買ってきてくれたり、学校行事で私や妻を見かけると駆け寄り挨拶してくれたり

ほんと献身的で驚かされる。


側から見ている限り、彼らの貢ぎ物がいつか身を結ぶことはなさそうだが

草食系が増えたと言われる現代に、こんなバイタリティのある若者がいることにちょっと微笑ましく思った。