「毎日毎日、同じことの繰り返し。何が楽しいんだか。」
そんなことを思いながら、毎日のように携帯電話でネットに繋いでは何かないかと探していた。
そんなある日、ふと妙なものが目に入った。
[最後まで残ったら1億円差し上げます。]
「なんだこりゃ。」
そう思いながらもちょっと気になり、仲間に相談した。
俺は、門馬健太。大学2年生で、適当にバイトしながら平凡な日々を送っていた。
毎日を“クソ”だと思いながら、社会に出てもずっとこんなもんなのかなと、嫌気がさしていた。
俺の他には、平橋拓哉、桃内明信、沙田山りさが仲間だが、みんな俺と同じ思いという理由だけで居るだけの仲間といっていいのかどうだか。
だけど、俺と同じでこいつらも毎日携帯電話やパソコンでネットに繋いでは、何かないかと探している。バカで暗い集団だと思われても仕方ない。
そんな生き方をしてるんだから。
で、話を戻してさっきネットで見つけた下らないやつを一応、仲間に報告した。
健太「どう思う?」
拓哉「う~ん、……りさにパス。」
りさ「あ、あたし!?い、いいんじゃない、別に行っても。行ってみないと何かわからないし。」
健太「明信はどうだ。」
明信「最後までっていうのは、クイズの勝ち抜きか、何かのゲームか、大方そんなもんだと思うが、他には記載されてないのか。」
健太「あとは、連絡先しか載ってないな。
で、どうする?」
りさ「いいんじゃない、退屈してたし、私たち。」
健太「じゃ、決定な。」
そう言うと俺は早速電話をしてみた。
電話をしてみると、随時受け付けており、いつでもよいというので、俺達は午後から行ってみることにした。
※この物語は、フィクションです。登場人物は架空であり、出来事は実際とは関係ありません。