妄想劇場 ~ぺぺの予言書番外編 ぺぺの恋③~ | 気まぐれバードのキマグレコ

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それからの2人は、暫く距離を置いてみることにしました。
とはいえ、一緒に旅をしているので、全く意識しないでいるほうが、難しいです。
しかし、2人は恋愛に関する話は出さないように、していました。


そんなこんなで旅を続けていると、3人目の予言書を持つものに出会いました。それが、ゼルベルグでした。
しかし、彼は今、世界を救うこと以外、あまり関心がないことを、ぺぺは察知しました。


その後4人は、とある洞窟に着きました。ぺぺは、そこで勇士の剣を手に入れ、ついに勇ましきものになるための一歩を、踏み出しました。そして、一行はそこの洞窟の入り口付近で、一夜を過ごすことになりました。


ぺぺは、眠れないらしく、洞窟の外へ出ました。
外は心地いいそよ風が吹き、虫たちの合唱が聞こえてました。


サーラ「ぺぺ、寝れないの。」


ぺぺ「うん、何だか実感がなくて。
僕も、サーラが一人前の天使になったように、一人前の勇ましきものにならないとね。」


サーラ「ぺぺ。」


ぺぺ「僕が一人前になれるように、サーラ助けてくれるかい?」


サーラ「ええ、もちろんよ。
みんなで、力を合わせて、平和を取り戻しましょ。」

ぺぺ「…………サーラ。」

サーラ「なに?ぺぺ。」


ぺぺ「うん………


やっぱり、いいや。



もう、寝るね。」


サーラ「………うん。


おやすみ。」


ぺぺは、サーラに気持ちを確かめようとしましたが、切り出せませんでした。
それは、サーラも同じようでした。





※この物語はフィクションです。登場人物は架空であり、出来事は実際とは関係ありません。