妄想劇場 ~おんりょう~ | 気まぐれバードのキマグレコ

気まぐれバードのキマグレコ

何でも綴りたいことを綴っています。

ひとつのある話。ここに、ドライブ好きの二人組がいました。二人は、友人同士で休みの日には、よくドライブに行っています。



そんなある休日。いつも通りに二人でドライブに、出かけてました。そんなときに、一人が言いました。



B「たまには、こっちの道へ行こうぜ。」



A「あれ?気が付かなかったなあ。こんな方に、道あったっけ?」




B「ああ、俺もさっき見付けたんだ。」



A「じゃあ、行ってみっか。」




そう言いながら、脇道へ入り車を進めました。



進めていくと、段々と辺りが寂しげな風景になってきました。




B「辺りが分からないな。辛うじて所々に反射板の付いたガードレールがあるから、光が反射して分かるものの。しかし、危ないなあ。」




A「ああ。しかし、道がそこまで広くないから、Uターンは出来ないぞ。」




B「進んだら、なんとかなるだろ。」





二人は、不安ながらもひたすら車を走らせました。





暫くして、薄気味悪いトンネルが前方に見えてきました。





すると、途端にカーステレオが!



急に音量が大きくなりました。





A「おい!何だよ、いきなり。どうなってんだ。」




B「早くトンネル出ようぜ!」






そのとき、運転していたAがチラッと、カーステレオの方を見ると………





A「B、お前かい!」





-完-