話の大まかなあらすじとしては
「モルグ街の殺人」をテーマにしてあるようだった。
これ、小学生の時に読んだ。
オランウータンが犯人だったっていう結末に
うへ~~~って思ったから覚えてる。
これはチェスをするロボットと、その相手をするレナの
心理勝負みたいな話、でいいのかな?
いいのかな?って、私が読んだんだけど(笑)
ロボットが人間に近づいたかどうかを判断するのは
それを観察している人間側であって、ロボットではない。
人間の行動にとても似ている言動や思考が確認できると
ロボットが人間に近づいたと認識される。
では、ただ人の仕草を真似しているだけで、その行動だけを根拠に
「あなたは人間的な知能を持っている」 と言えるのか。
赤ちゃんが誰かの真似をするから、人間的なのか。
違うよね。
赤ちゃんは、誰の真似をしなくても人間でしかない。
何に引っかかってるのか、はっきり分からないんだけど
なんか引っかかる。
もう一か所が、ロボットの立ち位置みたいなもの。
登場する学習した自立型ロボットは
人間的な知能を有しているという自覚を持っていると言った。
でも、それに対してレナは言う。
「殺人が悪であるとされるのは、それが社会契約違反だから。私たち人間は、社会契約によって殺人をよくないことだと決めた。だからそれに違反した者は罰せられる。」
「でもあななたちロボットは人間と社会契約をしていない。あなたは殺人の罪に問われる尊厳さえ与えられていない。」
なんか、ロボットというのがとても切ない存在に感じる。
レナの最後の言葉は、とても痛い。
人間の言葉も、感情も理解するロボットが聞いたら
きっと同じように感じるはずなんだよね。
機械の体を手に入れた人間と
人間の知能を手に入れたロボット。
どこが、どんなふうに違うんだろう。