とても衝撃的なタイトルの本が
図書館カウンター前の棚に並んでいたので
借りてしまいました。
そう思うまでに、何があったのか知りたくて。
平成27年7月初版発行。
最近のものらしい。
話の中心となっているのは、心を病んだ人とその家族、
そしてその家族に対する社会の対応でした。
私が驚いたのは、専門機関が全く機能していないんじゃないかという
疑問を抱いたこと。
基本的に入院は3か月まで。
3か月以降になると点数が低くなるから、らしい。
ブラックリストに載っているのでは?と思わせる対応。
個人名を言った途端、「部屋は空いてない」と言われる。
専門機関は警察に責任転嫁。
「何かあったら警察に連絡してください」と言うらしい。
家族が一生懸命、このままだと大変なことになると訴えても
手に負えない患者は早く退院を勧めるようです。
薬で落ち着いてるだけで、何も改善してないのに退院する。
一般的に考えると、治ったから退院するという手順なんだろうけど
これ以上治療しても同じだから、ということのようです。
要するに、何をするか分からない人でも
3か月すると退院しているという事実があるということです。
しかも、治療の見込みがあって手のかからない患者を受け入れがち。
これのどこが「専門機関」なんだろうと思ってしまいました。
ただ、親に問題があるのも確かだと。
とりあえず「私たちは動いた」という事実を作っておこうという親もいる。
1、2回断られてあきらめる親もいる。
自分達の育て方に問題があったことには目を向けない親もいる。
結局親も「人任せ」にしてしまう人達が多いという事実があるようです。
そして、この問題に真摯に取り組もうとしている機関ほど
経済難に陥ってつぶれてしまう。
読んでいてどうすればいいの?という気持ちになってしまいました。
「子供を殺してください」と訴えるまでには
親の問題の有無にかかわらず、大変な状況が続いたことは分かりました。
でも、そこからどうにかしようとしても
手を差し伸べてくれる機関が少なすぎる。
私にできるのは、心身共に健全な子供を育てることくらい。
その「心身共に」だって結果論であって
それがいいのか悪いのか、私にも分かりません。
子供は、きっとそんな状態になるまで我慢してるんだろうし。
タイトルのような言葉を訴えるときの親の気持ちも色々で
世間体とか、自分が困るとかいう親もいましたが
その責任を取って自分の手で殺してしまう親もいて
それがニュースになるわけです。
責任を感じてる親ほど、悲惨な結果になる。
なんかおかしくない?
そう思うことが、世の中にはたくさんあるような気がします。