パートナーと辺境に逃げる、それに理想的なホロスコープ | 占星術師 Dee Nakagawaの使える占星術 

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どれを選択し、どう展開すれば道が開ける? それが分かるのが占い
鑑定で説明しきれない占い活用法、blogでご紹介します

占星術師のDee Nakagawa(ディー・ナカガワ)です。

 

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まだ学生の頃の話ですが、世の中に恋愛というのがあると分かると、 “こうなれば良いんだけど” とイメージした状況があります。

どういうものかというと、

恋愛関係になったパートナーと一緒に、どこか人知れない果ての地みたいなところに逃げる。

そこで継続的に働ける、特に発展展開も必要ない仕事を見つける。

そこでパートナーと平和に暮らす。

いわゆる “駆け落ち” に近いロマンチックな想像かもしれません。

 

ただそれだけだと経済的にヤバいと考え、わりと現実的に考えました。

必要になるのはきちんと働ける状況や平和的な環境を計画的に釣り合わせることが出来る場所、状況。

一緒にいたく思えるパートナー。

それはそれで理想的な人生の一つ、かもしれない気がした訳です。

安堵感と愛情的な潤いが得られる人生は、憧れる人は少なくないでしょう。

そのためには社会的な関わりは必要最小限にとどめた方が都合が良いのでは、と考えた訳です。

 

場所だけなら、こういうところならその妄想にハマるという場所に出会った事はあります。

撮影の仕事で偶然行ったところですが、北海道の札幌市電終点近くの場所。

私は東京や京都に住んだことある程度なので、札幌の外れが人知れずというと言い過ぎかもしれません。

しかし 、落ち着いて暮らせそうな感触があったんですよね。

 

その場所が気に入ったのは一つには都内と比べて街灯照明が少なく、しかも冬場は雪がかなり降るので一面真っ白。

余計な色やごちゃごちゃした輪郭が無い。

夕方過ぎたら白い雪をオレンジ色の照明が薄暗く照らす。

自分のイメージする人知れず感を醸し出していて、「ここなら浮世から逃亡して安全に過ごせそうなロケーションのイメージだ」と感じたのです。

 

(※画像はイメージです)

 

 

 

 

その時仕事で関わった市営の施設の仕事とか、仕事帰りにワインとか買った地元のコンビニ職とかも何気に平和そうで、自分の仕事のハードさもあって理想的に思えたり。

 

 

 

似たロケーションで、「ぼくのエリ 200歳の少女」というスウェーデンのヴァンパイア映画での、主人公の少年と少女が住む雪の辺境チックなアパートメントもツボでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

ありそうでない辺境感が魅力的です。

 

それにしてもこういった、今いる場所から逃亡したいという欲求、あるいは辺境に惹かれ実際に移住するという事。

これはどういう欲求で、どうホロスコープに現れるのでしょうか?

 

自分がホロスコープで見たことのある人を思い浮かべたのですが、そういうことを実際にした人が一人いました。

過去にブログでも書きました、イギリスの映像作家デレク・ジャーマンです。

 

私は好きな映画作家を一人上げるならデレク・ジャーマンかも知れません。

 

デレクは本国では有名です。

以前ヒースロー空港で入国手続きしている時にパスポートチェック受けて入国管理の人に仕事は映像だと答えると、「好きなアーティストは誰だ?」と聞かれ、「Derek Jarman」と言うと「俺は彼とすれ違った事がある」とか言ってすんなり通してくれました。

知ってるなら本当にそういう仕事してるだろと思われたのかもしれません。


デレク・ジャーマンを出したのは、彼は元々ロンドンで映画監督をやっていたのですが、ある時からダンジネスというロンドンから3時間かかる、原発がある海岸に引っ越しています。

 

 

 

ダンジネスは当時町ですらなく、所々に漁師が住むような浜辺。

今もパブ兼レストランが1件しかありません(フィッシュ&チップスは美味しい!)。

 

 

彼は海岸の猟師たちが住む木造に黒いコールタールを塗った小屋のような家に恋人(LGBT)と住み着き、周りの砂浜を独特の世界観でガーデニングしました。

私はそこに行ったのですが、独特の退廃美があって、人が住む場所という感じもしません。

辺境と言うにふさわしい風景が広がっていました。

 

以前のブログ

 
画像は過去ブログで上げています。
 
家の壁には詩が飾られています。
~南に面した外壁には近世英国の詩人ジョン・ダンの詩『The Sun Rising』の文字が飾られている。恋人と微睡む寝室に遠慮なく差し込んで来る朝日に対し、「この世の中心は万能な太陽ではなく、愛し合う彼らのベッドの上である」と宣言する力強い愛の唄~
デレク・ジャーマンは、私がかつて想像したパートナーと辺境、この世の果てみたいなところに住むという事を実践したわけです。
どういうホロスコープがそれを可能にしたのか??
 

以前にブログで書いた時には出生時間が分からなかったんですが、今回分かりました。

ですのでハウス区分などが、以前と違い、今回の方が正確なホロスコープが出せました。

今回出したハウスまで正確なホロスコープがこちら。

ちなみに外国人の場合、出生時間に時差がプラスされます(日本とロンドンは8時間)。

日をまたぐ微妙な時間だった場合には日付まで変わる事がありますのでご注意ください。

 
 
最初は家から出るという事と考えたのですが、4ハウスは牡牛座でディスポジター金星は1ハウスにあります。
家から出て自立しても基本一人な感じだし、1ハウスって場所は関係ないんですよね。
自分がアピールできればどこでも良かったはず。
他の星を探しても、これというのは見つからない。
水瓶座の太陽水星金星があるので自分の世界観にはこだわり続けたはずですが、それも同じく1ハウス。
 
星ではないですが、
ドラゴンヘッドが8ハウス、これは彼が未来の可能性を手に入れようとしてダンジネスに住んだことを表しています。
ドラゴンはあの世、その人にとっては基本的に未来。
未来のありかは8ハウス。
8ハウスは他者との共有関係、運命共同体、共有生活などを表します。
ですので彼の場合、ダンジネスにLGBTの恋人と済まわせたのはドラゴンヘッドだと思います。
 
実際にダンジネスの家で撮った傑作「Garden」では、ダンジネスで起こった差別や暴力的な事柄などについても魅力的なイメージを多用して暗示しています。
 
ダンジネスが海岸であるのも、デレクの8ハウスには海王星があり、ポセイドン、ネプチューン(海の神)の象意を持つ海王星と重なる海岸を選んだのも納得できるのです。

 

 

 

 

彼のドラゴンテイルは2ハウスで、家から出て経済的に自立するだけでは済む人ではなく、痛みを伴った運命を共有するほど深い共有生活を送らざるを得ず、実際にそれによって傑作を作り運命も切り開きました。

彼にとっては恋人との辺境への移動は、未来への移動でもあった訳です。

 

ですので最初のわたしの妄想に戻ると、私のドラゴンは8ハウスにはありませんし、場所を選ぶハウスでないので「どこに?」という場所が定まりません。

4ハウスの守護星は6ハウスの仕事の部屋、つまり家から出るには仕事で出る必要があるのです。

私の逃亡欲求は、今後も叶えられることは無さそうです。

 

 

以上です。

 

 

 

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