昨日妻と話していたんですが、妻の同僚(女性)が臨月らしく、それに伴い配偶者(男性)が一年間の育休を取るみたいなんですね。
ちなみにご主人はご同業の方らしいんですが、同業とは言えスタジアムのネーミングライツとか買っちゃうお会社様。
さすが超大手はすげえなと思う反面、そもそも男性育休って中小企業にはあまりにも負担が大きすぎると思うんですよね。特に建設業は。


あんまり建設業は特殊だとは言いたくないんですけど、建設業ってイメージ以上に資格商売なんですよね。
資格がないと仕事の受注が出来ないんですよ。
有資格者じゃないと現場監督として配置してはいけないと言う法律があるのです。
すると我々小規模事業者は数日~一ヶ月程度なら何とか踏ん張れたとしても、一年も休まれたらその分仕事が取れないので大打撃も甚だしいわけです。
足りないんなら採用すりゃいいじゃねえかと言う声も聞こえてきそうですが、我々の資格は実務経験を積まないと取得できないものなんですね。
なので、代替採用した人が資格を取れる様になる頃には休んでた人が戻ってこられると言う状況になるわけです。

人がダブついてしまうことにもなりかねないので、採用には慎重にならざるを得ない側面もありますし、そもそも建設業なんて「この指とーまれ!」で人が来る業界じゃねえんだ舐めんなよ。

という訳で私思うんですけど、育休取得をしやすくする風潮はあってもいいとは思うんですが、例えばヘルパーさんの助成とかをしてくれる制度があってもいいんじゃないかと思うんですよ。
世の中の旦那さんの全部が全部甲斐甲斐しく家事や奥さんの世話をしてくれる訳でもないですからね。

意欲はあれど、

「ねえねえ、お風呂の洗剤ってどこにあるんだっけ?」

「おむつ交換するタイミングっていつなのかな?」

「お鍋ってどこにあるの??」

「沐浴のやり方ってどうやるんだっけ??」

なんていちいち確認されて、しかもそれが毎日毎日・・・となって、テメエで考えやがれその首の上にくっついてんのはスイカか?!スイカなのか?!!と噴火されている新米ママさんの叫びがこだますることもあるでしょう。

 

あるいはポーズだけイクメンパパとか。

「俺ほら、イクメンだからさ?こんな育休とかとっちゃってさ?子どもの世話なんかしちゃうわけよ。あ、ちょっと嫁!子どもう◯こしてる!!早くおむつ替えてあげてよ!!臭い臭い!!駄目だよ早く換えてあげないとお尻かぶれちゃうだろ!ったく・・・。」

みたいなね。


ならいっそお金で解決できるものはしたらいいじゃないというスタンスです。
どうせ育休取ったら手当をお国から支給するわけで、その分をヘルパーさんとかに回しゃいいじゃないという発想です。
これによりヘルパーさんの雇用が生まれ、企業は働き手が減ることによるダメージを受けることもなく、そして世界は平和になった・・・とうまくいくとは思いませんけど、選べるって大事なんじゃないですかね。

 

何にせよまだまだ育休って取りづらいし取らせづらいというのが現状だと思います。

特に一年取れるよなんて話になると、小規模事業者はやっぱり構えちゃいますよね。

なのでもう少し選択肢を増やしてくれればいいんだけどなあとか思う今日このごろでありました。