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うまいDJとは? ~DJを科学する~

うまいDJとか、そうでないDJとか、
それを説明しなさいといっても、
一般の方は勿論の事、
クラブのオーナーや、イベントのオーガナイザー、
当のDJでさえ難しい。


今回はわかり易く、
そんな話をしていきます。


イベントに、そしてお店に
どんなDJが本当に必要か、
DJは何を目指していけばいいのか、
是非、参考にして頂ければと思います。

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まずDJの位置 ですが、
私が思うには、見る人、聞く人、
踊る人がいて初めて成り立つものなのではないでしょうか?
つまりお客様あってのDJであるという事。


これは歌手やアイドルと同じ、
ファンがいて成り立つもの。


まぁ家で気軽に趣味でやっているだけでしたら、
そんなものはいらないという人もいるでしょうから、
それはそれで良いと思います。


しかし箱(お店)やイベントなど、
人前でプレイしていく以上は、
やはりファン様は大事。


DJありき客! ではなく
お客様あってのDJ!
ここを忘れないで欲しいです。


これが全ての基本ですので、
この基本に従って今回は説明していきます。
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次にDJのスタイル。。。


見せるDJ、自分の技やパフォーマンスを
お客様に見て楽しんで頂くスタイル、


聞かせるDJ、小さなラウンジで
聞かせる事を重点においたスタイル、


そして躍らせるDJ、お客様を
楽しませ、盛り上げ、
そして躍らせ、また来たいと思ってもらえる
プレイをするスタイル、


これは人それぞれ様々ですから、
どれが良いか、悪いか、
上とか下とかありません。


とにかく、自分が良いと思えば、
そのスタイルを貫けば良いと思います。


そこで DJ とは?
ですが、


見せるなら、見ている人が
楽しい! 凄い! また見たい!
って思えるプレイができるかどうか、


聞かせるなら、聞いている人が
楽しい! 凄い! また聞きたい!
って思えるプレイができるかどうか、


躍らせるなら、踊っている人が
楽しい! 凄い! また踊りたい!
って思えるプレイができるかどうか、


という単純な答えだと思います。
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DJの語源ですが、
ディスクジョッキー(disc jockey)の略です。


で、


disc つまりDJ機材を
jockey 操作する
というのが直訳、


またウキペディには
クラブやディスコ、ラジオなどで
録音媒体を使い音楽を掛ける人である、
と書いてある。


つまりDJとして
最低限、DJ機材を使いこなせて
初めてDJと言えます。


よってテクニックがあって当たり前、
ミックスがうまい当たり前、DJ機材を使いこなせて
当たり前なのです。


DJ機材がうまく使いこなせて
やっと最低限DJと名乗れる、


テクニックがあるから
うまいDJではなく、
DJとして名乗れるには最低限、
テクニックがあって当たり前となります。
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ここまでの説明で、
DJとは何か、ある程度、
理解して頂いた事でしょう。。。


DJ機材を使いこなせるテクニックがあり、
お客様を楽しませる事ができる、
これができてやっと一人前の
普通のDJです。


DJ機材を持っているだけでは
DJとは言えません。
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うまいDJとは?


さていよいよ本題ですが、
DJ機材を扱うテクニックは練習すれば
誰でもできる様になります。


私はDJ教室を何度かしましたが、
そこで教える事ができるのも
そのテクニックまでです。


ここでずば抜けるDJになるには
才能を磨く事が課題になります。


才能はマニュアル化する事も、
教える事もできません、
自分で磨いていくしかないのです。


まず、


①空気


プレイにばかり夢中で
お客様を全然見ていないDJは論外、


あらかじめプレイする曲の順番を決めておき、
臨機応変にアドリブで対処できないDJも論外、


お客様を見て、今自分のしている事に納得しているか?
楽しんでいるか? という空気を読めるかどうか。


例えば、ヒップホップをかけた、
お客さんの反応が良い、


でも長くかけていると飽きる、
だれる、その空気を読んで、
次はハウスミュージック(4つ打ち)に変える、


そしてハウスに飽きる、
音をまた変える、
逆に受けがいいから続ける、


見せているなら、
受けないものはさっと次に、
受ければそれを更に飛躍させる、


など、その場の空気を感じる事が大事です。


お客様をおいてけぼりにする事は
DJとしてはNGです。


②曲のミックスをする場所


曲と曲をどこでミックスするのか、
カットするのか、それともフェードインアウトするのか、
これはセンスしかない。


盛り上がって踊っているならノリが崩れないように、
聞かせているなら綺麗に聞こえる様に、
などと曲のポイントをつかむ事、


ですから空気や場によって
1コーラスでミックスしてしまうのか、
2コーラスいくのか、間奏なのか、
その時、その時のシーンで変えていく必要があります。


③音


同じ曲でもたくさんのバージョンがあります、
そこで自分のDJスタイルに合わせ、
どのバージョンを選べば、お客様を喜ばせる事ができるか。


間奏が長い曲だと、お客様がだれる、
音に迫力がないと、盛り上がらない、


このピックアップもセンスと言えます。


もし気に入ったバージョンがなければ
私は自分で編集します。


④プレイ中の選曲


私はですが、何をかけるかは一曲一曲、
先述した①の空気と客層を考え、その場で決めています。


例えば全体でいいますと箱の中で40代が20%、30代が20%、
20代が60%なら、その年代に合わせた曲を
自分のDJプレイの時間を100%ととし、配分します。


またジャンルは、同じ新しいものでも
ハウスが好きな人もいれば、R&Bが好きな人もいる、
これもお客様の顔を見ながら空気感で感じ取ってかけます。


古い曲もユーロビートもあればソウルやポップスもある、
全て受けるか受けないかの空気です。


箱に来たお客さま全員に喜んで貰いたいですからね。


これこそがDJライブだと思います。


⑤MC


つまりマイクを使ってしゃべる事、
これはDJとして大きな武器だと思います、
世界的にそもそも本来DJはMCができるものという認識、


黙ってプレイする事はディスクジョッキーではなく
PAスタッフに近いもの、ディスクマンと称します。


プレイもできる、そしておしゃべりもできる、
ここで凄いDJと世界で認知されます。


ノリを出す時のトーン、静かな音楽のトーンなど
これも空気でわけていきます。


曲の紹介もあるので
英語の発音も必要とされますね。


⑤経営と企画力


どうやったらイベントが成功するか、
お店にお客様が入り繁盛するか、
店長やオーナー、オーガナイザーにアドバイスできるのが
本来DJの役目です。


⑥グルーヴ(groove)感を作れる事


ディスコやクラブは本来、
皆でワイワイガヤガヤ、そしてダンスフロアーは盛り上がり、
店の中は人でひしめきあうもの、そしてその空間を楽しむ為にお客様は来る。


だとしたら、その空気を作り出すのがDJの実力、
客数が20人であっても100人であっても、1000人であっても、
それが作り出せないDJはDJと言えない。


辞書では溝とか良い演奏とか書いてありますが、
DJ的には熱いとか、一体感とか、盛り上がりとか、
そういった空気を生み出す事をグルーヴ感と
私は考えている。


基本はDJが、店の作りが、お客様自身が、
全体で生み出すものであるが、


もし店が、お客様が作り出せない場合は、
DJが頑張る必要がある。


作り出せなかったイベントは
私はその日は負けとしています。
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総合して 凄いDJ とは、


DJとしてのテクニックがあり、
空気をよんでプレイができ、MCができて、
曲のピックアップのセンスが良くて、
お客様のニーズに答える事ができ、
イベントやお店の戦略の企画でき、
そしてグルーヴ(groove)感を
作る事ができるのがうまいDJだと思っております。


ですからDJのプレイ中は、
MCしながら、お客様の顔を見て、
ダンスフロアの空気を見て、
一曲一曲選曲しミックス、
また他のDJの面倒みるという
忙しさですw
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最近の店と箱とイベント


イベントのDJ募集で、初心者歓迎をよく見ます。
果たしてその様なイベントに
お客様が楽しめるか、とても疑問です。


また、


集客をDJに頼りっきり、
いつまでたっても店に客が着かず、
そのDJが別の店に移動してしまったら
ごっそり持っていかれる。


今、名古屋の大型店は
店自体に力をつける為に努力しています。
しかし小型店や大型店でも努力しないところは
オーガナイザーやDJに頼りっきり、
これはもう店ではなく、箱の考え方。
簡単にいいますとレンタルスペースです。


やはり基本は集客努力は店がして、
そしてDJが来たお客様に対し良いプレイをする、


もっと砕いて言いますと、
人を集める係が店、また店にリピーターとして
来てもらう様にする係がDJの本来の役割です。


残念ながら名古屋、東京とDJをしましたが、
ほとんどが箱の考えで、
毎回毎回集客をオーガナイザーやDJ任せ、
頼りきりが現状です。


私は箱の要素と、店の要素を
2つ兼ね備えた方が繁盛すると思います。


店やオーガナイザーも努力し、DJも努力する、
これらがうまく融合して素敵なものが作れると信じています。
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さて如何でしょうか?


DJとしてレベルアップする為に、
またどんなDJを起用すればいいのか、
わかって頂いたと思います。


DJのテクニックは家で一人で練習できます、
でもセンスを磨くには、とにかく人前でプレイする事です。


少しでも素敵なDJに成れることを祈っております、
頑張ってください!


私もまだまだ切磋琢磨し頑張ります!!
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