ストリートの住人達への憧れ | DJ MIKO blog

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BASKETBALL & STREETBALL

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ストリート、ストリートと取り憑かれたように自分も気安く連呼していますが、ストリートボールはバスケットボールと言う競技スポーツの一部である事に変わりありません。日々活動していると時折、モノホンの"ストリートの住人達"と同じイベントで交わる機会があります。例えば、第一線で活躍中のスケーターやBMXライダー、ラッパーにDJ、ダンサーの人達ですね。
 
彼ら彼女らの言動を目の当たりにすると、その価値観や人生観の違いにバスケ勢は大いに戸惑います。いわゆる"ぶっ飛んでる"ってやつです。"俺らはストリートだからタフでワイルドだぜ"なんてちょっとでも得意気になっていたのが、とても虚しくなったりします。

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自分が最初にストリートの洗礼を受けたのは、2004年に富士急ハイランドで行われた「HOOD MASTER」と言うイベントでした。各フィールドの達人を集めた、まさにストリートカルチャーの祭典。ストリートボール界を代表した我々FAR EAST BALLERSは、メンバー全員20代前半のガキンチョ、最もイケイケで調子付いていた頃です。当然意気揚々と参加したわけですが、最終的には"ストリートの住人達"の恐ろしさに、ステージの隅っこで震え上がっていたのでした。
 
例えばショーの後半、ダンサーが生身のまま、素手でステージ裏の建物の外壁をどんどん登りだしました。3階くらいまで到達していましたね。そんなのは序の口で、遊園地の乗り物を楽しみに来場していた家族やカップルを唖然とさせるシーンの連発でした。あのイベントで彼らを見て浮かんだ言葉はこれです。
 
「後で大人に怒られる事を全く恐れていない」
 
なので、運営陣はさぞかし焦っているか怒っているかと思ったら、一緒になって盛り上がっていましたね。もはやストリートボーラー達はお手上げだったわけですが、どの場面もそれは最高にCOOLでした。

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「HOOD MASTER」にも同行していたMC MAMUSHI。彼はストリートボール以外の現場で、様々なストリートカルチャーの人々と日夜共演し続けています。そんなMAMUSHIがずっと切望していたのが、ストリートの住人達が巣くう、"真夜中のクラブでストリートボールのゲームをやる"です。かつて大阪で、大阪籠球会が「バスケ祭」と銘打ってオールナイトで開催していましたが、東京ではこれまで実現していませんでした。
それがついに、MAMUSHI本人はもちろん、FLY Magazineや様々な人達の尽力で今年実現。
 
4月14日の金曜深夜、日本最大級のクラブ「ageHa」にて、最初の「FLY HIGH」を開催。複数のフロアがあるageHaで、ラッパーのFREESTYLE BATTLEや、DJによるパーティーと横並びで、ガチのストリートボールのトーナメントが行われたのでした。
 
23:00集合、1:00試合開始、5:00撤収、6:00解散なんてムチャクチャなタイムスケジュールで、選手、レフリー、オフィシャル、運営スタッフを揃えるのは普通に考えて困難。しかもクラブに行った経験がないバスケファンの人達が、本当に深夜の新木場にまで来てくれるのかも未知。

しかし、その全てが実現した記念すべき一夜。勢いに乗って4ヶ月連続で開催してしまいましたね。ストリートの住人達に、本物のストリートボールを見せ付けたのでした。

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そして、11月24日(金)に大幅にスケールアップして帰ってきます。「TOKYO FLYING BONENKAI」です。東京で最も早い、フライング気味な忘年会。
ageHaは最大4つのフロアを同時に稼動できますが、その4つ全てに、東京を代表するアーティストやパフォーマーをオファーしフル回転。もちろんメインフロアであるARENAエリアは、我らがストリートボールが陣取り、一晩中タフゲームを展開します。
 
"後で大人に怒られる事を恐れていない"、ストリートの住人達のその姿勢に憧れてずっと続けていたら、我々がもう大人になっていました。なので何も躊躇することはありません。みんなで一生忘れられない一夜にしましょう。
 
 

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