韓国や中国が嫌いな人に読んでいただきたい。

昨今の韓流ブームに伴い反韓感情が激化している。また中国にも同様の感情を持っている人が日本には多く居る。

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しかし、なぜ韓国とか中国とかに反発して、原爆2発も落とされてるアメリカには何も言わないのか?みんなそんな事を考えた事があるだろうか?またそれを不思議に思った事はないだろうか。

それはマッカーサー率いるGHQの政策が今でも日本の文化から払拭される事無く根強く染み渡ってるからである。アメリカは"イケテル"、"優れている"、"美しい"。マッカーサーはアメリカ人に対する「憧れ」という感情を日本人から引きだし、反米感情の再燃を消し去ったのである。(更に多くを語るならば「武道禁止令」などもあるが、ここではそれには触れない。)この政策が逆に「みんな仲良く共存しましょう」みたいな近い立ち位置ならば、反米感情の再燃により、第3次世界大戦が勃発していたかもしれない。日本人に対し彼らは手の届かないというイメージ構築を行ったのである。

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この「憧れ」という感情、悪い言い方をすれば、これは「洗脳」と言っても過言では無い。自分がDJになったのも同じ。アメリカの音楽を聴くようになったのも同じ。日本人は自分を含め、敗戦以降、生まれ持って知らず知らずの内に脳の中で支配されてるのである。

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この見解に対し、こう反発する人も居るだろう。「だって韓国や中国とかと違って、アメリカはカッコ良いから、そりゃ憧れるっしょ。」それがまさしく洗脳なのである。

その洗脳は日本のメディアにも及んでおり、韓国、中国の反日報道は大きく取り上げるが、アメリカの反日報道、差別発言は大きく取り上げない。また取り上げても多くの日本人はそこまで騒がない。洗脳はある意味どの兵器よりも脅威なのだ。

英語が美しく聞こえ、白人が世界で一番美しいとされている。しかし、日本が戦争に勝ち、アジアを制圧し、アメリカにも勝ち、日本語が世界の公用語になっていたら、日本語が世界で一番美しく聞こえ、日本人の体系が世界で最も美しい体系とされていたかもしれない。戦争とは思っている以上に大きな意味を持っているのである。

自分がアメリカに来てからというもの、敗戦国の人間として、この時代に及んでも色々な経験をさせられた。それは必要の無い経験である、「人種差別」。アジアの隣国同士が喧嘩越しで向き合う事など自分からすればかわいいものである。アメリカの人種差別主義者はアジア人に対し空気のように扱うのである。彼らは肌の色が違う人間を人間と認めていないのである。

そして自分はあまりに予想外の人種差別を経験したという事もあり、日米の歴史を深く紐解いた時期があった。思ってた通り残忍で忌まわしい過去であった。日中、日韓なんかよりも。これを自分は声を大にして言いたい。

しかし、今の日本に住む多くの日本人はこの事実に向き合っていない。いや、向き合わないように教育されているのである。しかし、自分は真実に気付いてしまった。

自分はアメリカに来てアメリカ人が一番日本人に気付いて欲しくない真実に気付いてしまったと思っている。韓国、中国なんかよりもっとアメリカが日本にした事は酷かったのである。マッカーサーはそれを巧みに風化させた。

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それらを理解してしまった今、反韓運動や中国とやりあって、アメリカには誰も反旗を翻そうとしない日本人に対して憤りを感じる。歴史に従って言うと、もっと大きな敵が居ると言いたい。

こんな事を言っているが、自分はどの国に対しても友好的に接しようとしている。しかし、周りで韓国や中国の文句を言う人間が居るならば、「それを言うなら、先にアメリカやろ。」と言うだろう。

自分もアメリカに住みながら、こんなアメリカ非難と取られてもおかしくない言い方もおかしいと思うが、これは非難しているのではない。自分なりの解釈として、今はアメリカに憧れてるというより、アメリカ人に認めさせてやろうという気持ちで生活している。憧れを消し、対等に立ち向かおうとする面倒臭い日本人として存在しているつもりでいる。マッカーサーの呪縛から解かれた日本人の一人として。

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話は反れたが、今回自分が言いたい事は、アジアの隣国で啀み合う前に、何が真実で何が事実なのかを見極めてもらいたいという事である。

アメリカに住むアジア人はみんなアジア各国の啀み合いに対して冷ややかな目で見てると思う。何故なのか?

身近に居るもっと大きなものと日々戦っているからである。

そんな事も考えると、アジアの隣国くらい仲良くしてもらいたい。そして、それを韓国、中国の人達にも言いたい。

最後に一言付け加えておこう。自分はみんなにアメリカを非難しろとは言っていないし、思ってもいない。実際アメリカの文化に多大な影響を受け、今の自分があるとも言える。ただ、他の国を罵倒するなら、それなりの知識、教養を持って取り組んでもらいたいという事だけである。