【おじいちゃんはデブゴン】
をDVDで観ました。
もともとサモハンキンポーは
ブルース・リーの「燃えよドラゴン」をお笑いとしてパクった【燃えよデブゴン】に主演で出たが
日本にはサモハンはデブゴンでしか知られていないのだろう
続編でも何でもないのに
デブゴン扱いが未だに続いているのが
すでにシュールだった。
シュールといえば
ジャッキー、サモハン、ユンピョウで
かつては香港カンフー映画を代表し
エネルギッシュにパワフルで
かつコミカルに画面狭しと暴れまくっていたイメージの
サモハンキンポーが
歳をとる度に師匠役や悪党のボスなど
役者なりの変化を遂げてきたが
本作ではとうとう
「痴呆症」という役を演じているのは
サモハンだって、スターも同じく人間なので当たり前だが
齢を重ね老けてきたのを映画を通してみると
なんだか寂しいものだな
と思って見始めた。
当然、派手な始まり方ではないのだが
怒った時の変わり様は
さすがサモハン。
ジャッキーもユンピョウも持っていない
「師範」の資格の凄腕が炸裂。
元軍隊の役、工作員としては
【ジャック・リーチャー】のトム・クルーズも同じ様な役でアクションがあったが
やはりMade inハリウッドのアクションは
このサモハンのアクションと比べると派手で楽しいのだが
テクニック的には大味過ぎる。
サモハンの使う技そのものが
「そこをそんなんしたらそりゃ痛いよ!」
「それ、折れちゃうよねぇ」
みたいな、実戦的に使えそうな技のオンパレードといって過言ではないだろう。
ストーリー的には
孫の代わりの女の子とひょんな事から生活し
過去に無くした孫と重ね合わせ
アクションあり、シュールな笑いあり
最後にはホロリと涙が出そうになる
そんなストーリー。
忙しかった10月が終わり、やっと観れると借りてきたDVDのいくつかの中でのオススメ。
ちなみに大好きなジャッキーチェンDVD最新作の
「レールロイドタイガー」は駄作でした

アクションといってもカンフーやK-1スタイルのいわゆる殺陣を封印してから
残念ながらジャッキーの良さは見えてこないですね。
ちょっと迷走してる感も否めない。
というわけで
いくつも見た中の
【おじいちゃんはデブゴン】はオススメですので
是非観てみて下さいね〜
