私は家を出ることにした。
離婚に向けて、別居する決断をした。
なぜサレ夫が家を出なければいけないのか?
不倫妻に出て行ってもらえば良いだろう?
そう思って当然だと思う。
しかし、それが通用するならこうはなっていない。
それどころか逆にモラハラだと、妻から指摘されるだろう。
とにかく話にならないのだ。
私は別居に向けて準備を進めていった。
部屋探し。
家具家電など生活用品の購入。
などなど。
カウンセラーとの面談の際、
新しい生活の準備をしていれば気持ちも前向きになると言われていたが、、、
なんとも言えない、虚しさに包まれながらの準備だった。
そして準備は整った。
家を出る決行当日の夜。
妻が風呂に入っている時間。
子供達を呼んだ。
そして、子供達に家を離れることを宣言した、、、
「パパはママと一緒にいるのが限界であること」
「このままだとパパは壊れてしまうかもしれない」
「だから離婚に向けて、離れて暮らすことにする」
「でも離れても、いつでも会える」
(別居先は徒歩7分くらいの近所)
「2人のことが大好きだ」
「離れても大事な気持ちは変わらない」
「お金の問題も心配しなくて良い」
「これまで通りの生活ができるようにする」
私は言葉に詰まりながら、、、
泣きながら、、、、、
子供達に伝えた。
上の子は、「その方が良いと思う」と同意。
下の子は、黙って流れる涙を拭っていた、、、
私は子供達2人を強く抱きしめたあと、
後ろ髪をとてつもない力で引かれる思いで、
自宅を離れた、、、