不倫継続に伴う、相手の奥さんから妻に対する慰謝料の請求。

 

妻は私に対して、その金銭的な援助を求めてきた。

 

当然ながら私は断った。

 

妻はどうしたか?

 

自身の姉に助けを求め、不倫相手の妻に慰謝料を支払った。

 

 

 

さて不倫妻の慰謝料の話はどうでも良い。

 

この時点での後悔についてだ。

 

この時私はなぜ離婚について具体的に話を進めることをしなかったのか?

 

 

妻の不倫継続の告白時には冷静だったと記した。

 

でも、実際にはそうではなかったのだと思う。

 

 

私は妻との修復関係は望んでいなかった、、、

 

妻の事はどうでも良いと思っていた、、、

 

でも不倫関係を継続しているとは、流石に想像していなかった、、、

 

 

この時、自身の置かれた悲惨な状況を伝えていたのは唯一ひとり。

 

職場の上司だった。

 

最初の不倫発覚時、

 

職場での私の狼狽振りに気づき、声をかけてもらったのが上司だった。

 

その時に、事の成り行きは報告済であった。

 

 

 

不倫継続の事実が発覚した翌日、

 

会社に出勤した私に対し、上司は声をかけてきた。

 

様子がおかしかったのだろう。

 

私は上司に対し妻の不倫継続の報告をした。

 

そのとき、私の眼には自然と涙がこぼれていた。

 

妻の不倫継続の告白時は平静を装っていたが、心は大きなダメージを受けていたのだろう。

 

私は必死でそれを押し込んでいた。

 

自己防衛だろう、、、

 

これ以上、心にダメージを負いたくなかった、、、

 

きっとそういうことだろう、、、

 

自身の状況を他者と共有したことで、自己防衛の鎧が崩れた、、、

 

 

不倫は心の殺人。

 

と、聞いたことがある。

 

言い得て妙な表現だと思う。

 

私は自己防衛の為に、

 

「妻との関係を修復しない」

 

という鎧を築いたはずが、

 

その鎧は見た目だけの薄いものであり、簡単に崩れた。

 

つらかったな、、、

 

この時こそ、

 

離婚に向けて進み出す、最大の機会だったと思う。

 

でも、この時も具体的な行動に移せなかった。

 

上司からも離婚をすすめられた。

 

でも私は子供が一定年齢になるまでは夫婦関係を継続することを選び、妻の愚行が発覚したあとも、それを続けてしまったのだ。

 

私の大きな失敗である、、、