玄関に入ると、妻が迎えた。
とにかく、話したいとのこと。
子供がいるので、2階の部屋に移動した。
私は感情を抑えられなかった。
ふざけるなと、妻を責めた。
家を出ていけ!
もう離婚だ!
子供達は自分が引き取る!
それでいいな?
不倫発覚前からの、妻の私に対する態度、そして、不倫、、、もう修復は不可能だと考えてのことだ。
離婚と子供の件についての問いに対し、妻は、しばらく考えた末に、
分かったと言った。
ただ、子供達には定期的に会わせてほしいと。
私は、不倫したとはいえ子供達の母親だからと、当然、もちろんと答えた。
このやり取りで分かるように、妻は私とは縁を切り、不倫相手との関係を継続していくということだ。
妻から、
不倫関係はもう終わりにする。
もう2度しない。
ごめんなさい。
との言葉があれば、状況は変わっていたかもしれない。でも、そうではなかった。
話し合いを終え、ベッドに入るまで、どう過ごしたか覚えていない。子供とも会話はしたのだろうが、記憶にない。
ベッドで横になり、
妻との出会いからの日々を思い返す。
どうしてこんなことになったのか?
もう離婚は避けられない。
子供たちはどう思うだろうか?
感情が抑えきれず、布団をかぶって叫んだりもした。
またも眠れないままに、夜が明けた。
いずれにしても、離婚は確定だ。
さあ、あとはどう進んでいくか。
そう考えていた、、、