妻が外泊した日から、数週間後のこと。
仕事の残業中に、電話の着信。
相手は、A美。家族ぐるみで付き合いのある、近所の奥さんだった。
A美「ちょっと、相談があるんだけど、、、」
私 「どうしました？」
A美「B子（私の妻）とC男（A美の夫）の関係、どう思う？」
「怪しくない？」
「2人で会ってない？」
「B子の最近の様子はどう？」
と矢継ぎ早に質問を投げかけられる。
突拍子も無い質問だが、私にとってはそうではなかった。
これまでの妻の言動を裏付けるものにつながった気がした。
正直なところ、妻の浮気を疑うにあたり、その相手がC男ではないか？
と想像していた。
なぜなら、妻の発言からC男に好意を持っていることは分かっていたから、、、
ただ、そんな身近なところで浮気などするわけないと信じ込んでいた。
C男は私にとっても友人。
C男は息子が所属するサッカー少年団の監督。
C男の息子と私の息子は同じ学校の同級生、少年団も一緒。
そんな状況で、C男が妻に手を出すわけはないと、、、
A美からの矢継ぎ早の質問に対し、
私は「妻との関係が悪いこと」「直近の様子がおかしいこと」を伝えた。
また、数週間前の外泊の件も話した。
すると、A美は外泊の件に対し
「ちょっと、それいつ？」と聞いてきた。
私は、その日付を伝えると、A美は言う。
その日は、C男が子供達を連れて、C男の実家に泊まりに行った日だったとのこと。
おそらく、いや、間違いなく、、、C男は、子供達を自分の親に預けて、私の妻と一夜を過ごしたのだろうと。
やはり、数週間前の外泊への不安は的中。友達宅に泊まり行くなど真っ赤な嘘だったのだ。
落ち込む間もなく、A美は言う。
「次の月曜に出かけるって聞いてない？」と。
確かに妻からは、次の月曜は飲み会に行くと聞いていた。
A美「間違いなく、その日に2人は会う。お互い注視して、証拠を掴みましょう。」
そんなやり取りで電話は終わった、、、
電話中は、気丈に振る舞っていたが、切電後は虚脱感しかない。
さて、どうしたものか。証拠掴むのに探偵でも雇うか？
今からできるか？お金は？などと考え、自宅へ帰る。
寝る直前
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A美からだった、、、