トイレに避難した三人はどうなったのだろうか
恥ずかしがっていないで救助に来てもらうようメールするも、
返信なし
何度も電話するも応答なし


数時間後、
鼻息を荒げた声のハルモニから電話があった
(以下、ハルモニ談)


1時間ほど避難したトイレで過ごしたが、
寒くて台風が去るまで待てないと思ったハルモニ
暴風が弱まった隙に一人で乗り捨てた車の確認に行った
車は無事だった
車に乗り込みトイレで待つ二人を迎えに行った
三人で家へ戻る事にした
家が吹き飛んでいた場合どこに寝るか、
という作戦を三人で考えながら向かった


家に着くと、
なんとビックリ!!
トタン一枚はがれていない!
屋根も壁も無事!
いつ吹き飛んでもおかしくないオンボロ屋敷が無傷の状態だったのだ!


「無事だったちょ!
トタン一枚はがれてなかったちょ!
この家はねーボロのくせにしつこいわ!!」
ハルモニはまたゲラゲラ笑いながら報告してくれた


この話を聞いて心から安心した
そしてたまげた
絶対に吹き飛んでいるだろうと思ったオンボロ屋敷が無傷なのである
(正確には窓ガラスが一枚割れていたらしいが、
コップが割れたぐらいの軽い話っぷりだったので被害に入れていない)


驚く事に、
転んで吹き飛ばされたハルモニの靴も見つかったらしい
幸運すぎる


「本当はねー、このまま車で島一周して見て回りたいんだけどねー、燃料ないから止めとくわー!」
とても残念そうなハルモニ
ちなみにまだ暴風域の時の話
思い止まってくれて良かったわい!
その少年並の好奇心どうにかしてくれ!


また数時間後、
ハルモニからメールが届いた
(以下、メール本文)


「雨が収まったのでお墓が気になって見にいったら骸骨がころがってた!お墓のとこまで波があがったようだ!じいちゃんのお墓はかろうじて無事たった。」


ひーーー!
骸骨が転がってるって!!
ホラーじゃないか!!
(与論島では埋葬した骨をツボに入れお墓に置いている)


先程、
与論に住む友人おタルから電話があり、
墓場でハルモニに会った話やら、
今回の台風がいかに凄かったかの話やら、
いつまで経っても結婚できない話やらを聞かせてくれた



島にある牛小屋の屋根はほとんどが吹き飛ばされ、
ヒドイ所は小屋ごと飛んでいるらしい
全壊した家、半壊した家もあるらしい
友人のフェイスブックに投稿された被害状況の写真にも驚かされた

photo:01



photo:02




ゲラゲラニヤニヤ笑うハルモニからの話ではイマイチ恐さが伝わらなかったが、
改めて被害状況の話を聞いたり見たりすると、
本当に恐い
本当に恐ろしい
だからこそ、
本当に、
三人とも無事で良かった
家もお墓も無事で良かった



何はともあれ、
今回の悲劇で、
避難しない事の浅はかさが深く身に沁みたであろう
身に沁みていてほしい
反省を活かし、
今度から事前に行動してほしいと切に願う