先日、
我が家に友達のジョーがやって来た
息子の宇宙語や動きを真似し、
息子と同じレベルで遊んでくれるジョー
そんなジョーが気に入った息子は、
ゲラゲラ笑うは、
パチパチ手を叩きまくって喜ぶはの大はしゃぎ
父さん以外にあんなにテンションが高い息子を見るのは初めてだ
一歳児も魅了するジョー
さすが!
外は暑すぎて外出する気も起きず、
家でゆるりと過ごした
夕方(といっても4時頃)にジョーと息子と三人で近所の公園に行った
まだ日が照りつけ暑かったが、
風があり木陰に入ると涼しくて気持ち良かった
木陰の砂場で遊んでいると、
木からポトリと何か落ちてきた
蝉だ
何やら二匹がくっついている
交尾中だ
交尾中の蝉を見るのは初めてだ
交尾といえば何となく上下に重なり合うイメージだったが、
蝉の交尾は違った
お尻とお尻を合わせる格好で、
頭は反対方向を向いている
この格好では一緒に飛び立つ事は不可能のように思えた
重なり合う交尾なら頭の方向は同じなのだから、
「せーの」と息を合わせれば一緒に飛び立つ事は可能であろう
(例・トンボ)
しかし、
頭が真逆を向いている蝉の場合、
どれだけ「せーの」と息を合わせても、
お互い逆の方向へ飛び立ってしまうように思えた
結合部に意識を集中させ、
お互いが離れぬよう垂直に飛べば、
二匹一緒に飛び立つ事も可能だが、
垂直飛びなんて相当鍛練を積まなければ出来ないであろう
故に、
交尾中に気を抜きポトリと落ちてしまった蝉は、
きっとどうする事もできないのだ
案の定、
私達の前に落ちた蝉もどうする事も出来ず、
微動だにしなかった
もしかして落下の衝撃で死んでしまったのか!?
とつついてみたらばピクピク動く
生きている
もしかして交尾を終え、
産卵体制に入ったのか!?
ならば尚更見たい!
しかし、
一向にそんな気配は見せない
やはり、
交尾中に無情にも落ちてしまい、
身動きが取れずにいるのだ
動かないのをいい事に、
ジョーが蝉をひっくり返し、
結合部がどうなっているか観察しはじめた
私は虫類は全然平気なのだが、
昆虫の裏側はどうも苦手である
しかし好奇心が打ち勝ち、
ジョーと共にまじまじと観察した
息子はそっちのけである(おい!)
お尻をピタリと合わせているだけと思っていたが、
何やら凹と凸のような物がちゃんとあるではないか!
蝉の新しい一面を知り感激!
そして鳥肌!
じっくり観察し満足した私達
蝉を元の体制に戻すためひっくり返そうとすると、
驚いたのか一匹が交尾の最中にも関わらず飛び立ってしまった
何て失礼なやつだ!
残された蝉は逃げる事もなく地面にへばり付いたままだった
何が起きたか分からず呆然としているのだろうか
逃げた片割れに失望しているのだろうか
怒り震えているのだろうか
いや、待て
そもそも一番迷惑なのは交尾の邪魔をした私達だ
怒りの対象はきっと私達だ
蝉さん、
交尾の邪魔してごめんなさい
いい歳こいてごめんなさい
蝉さんに新しい出会いが訪れていますように