子どもが産まれると、
必ず話題に上がるのが、
父と母、
どっちに似ているか
息子が産まれた時から、
沢山の人達によって、
どっちに似ているか判断されてきた
今のところ、
五分五分くらいである
見る人によっては旦那似だったり、
はたまた私似だったりする
ようするに、
父母息子の三人が、
同じような顔をしているのだ
「島顔」「濃い」でひとくくりに出来ちゃう顔立ちなのである
同じような顔のため、
旦那に似てると言われようが、
自分に似ていと言われようが、
お互いひがみあったりせず、
特に気にする事なく過ごしてきた
そんなある日のこと
公園のベンチに腰掛け、
息子とまったり過ごしていると、
80歳くらいのおじいちゃんが、
遠くからフラフラと近寄ってきた
息子と私の顔をまじまじと見比べると、
「この子は父親似だ!あんたにはね、ちっとも似ていない!」
と言い放ち、去っていった
じいさんよ、
何を根拠に断言したのだ
それだけバシッと断言されると、
少し淋しくなった
少し悔しくなった
わたし、
瀕死の思いで、
お股痛めて産んだんだけどな
とりあえず旦那を見てから判断してほしいものだ
じいさんの言葉に悶々としたまま、
公園を後にした
家に帰ると、
鏡で息子と自分の顔を見比べ、
必死に似ている所を探した
あった!
あった!
確実に、
私に、
似ている所!

黒目が大きい所!
黒目が大きくて、
笑うと目が真っ黒になる所!
旦那な通常サイズの黒目だし、
これは私似だと断言できる
もう一度、
あのじいさんに会ったら言ってやりたい
「黒目をよく見て下さい」と