虜 | セキララ

冷静である
外の雨の音が止んだ

随分と寒く感じられる部屋

音の無い部屋でタバコに火を着けた

時間の進む感覚が
以前より早い
気持ちが先へ先へと加速しているようだ

ただ、それに不安は無い

この先の君との生活が
早く体感したくて
たまらないからだ

それが
わかってしまっただけで

ぼくは君の愛の虜なのだろうと
タバコを消しながら
思った。