あー、もう完全にタイミングを逸してしまったよ生田絵梨花。
これは文庫版だけど、Kindle版もあるよ。
悪の教典 上 (文春文庫)
悪の教典 上 (文春文庫)


悪の教典 下 (文春文庫)
悪の教典 下 (文春文庫)


とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか──ピカレスクの輝きを秘めた戦慄のサイコ・ホラー。2010年度「このミステリーがすごい!」第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、第1回山田風太郎賞。

学校という閉鎖空間に放たれた殺人鬼は高いIQと好青年の貌を持っていた。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー。


ということなんだけど、なんか「殺し方事典」みたいなところもある本でしてね。そんなところで博識ぶりを発揮するなよみたいな(笑) でもこれ、売り上げ100万部越えたんでしょ。日本すごいよねー

貴志祐介
1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。96年「ISOLA」が日本ホラー小説大賞長編賞佳作となり『十三番目の人格‐ISOLA‐』と改題して刊行される。97年『黒い家』で日本ホラー小説大賞、2005年『硝子のハンマー』で日推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、11年『ダークゾーン』で将棋ペンクラブ大賞特別賞を受賞する。10年刊行の『悪の教典』は山田風太郎賞を受賞し、同年、宝島社「このミステリーがすごい!2011」国内編第1位、週刊文春「2010年ミステリーベスト10」国内部門第1位に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


でもさあ、「殺人」まではいかなくても、こういう、サイコパス的な人っているよねー。俺、小学時代の、勉強もスポーツも出来て、クラスのリーダ的存在なんだけど(以下具体的に書くのがめんどくさいので略)っていう同級生―でも世の中で成功する奴ってああなんだろうなあ、とも学んだり―のこと思い浮かべながら読んでたんだけど。あと、損得勘定のみを基準として行動して自分の利益のためなら不正行為も平気で行い(そもそも「罪悪感」という概念の持ち合わせがない)、既にカネを払ってしまった一般人には取り巻きに暴力を振るわせてそれを目の前で見てもなんとも思わない、いかにも善人面した女・・・おっと俺は何を書いているのかね
映画版についてはまたエントリーを改めて